実況:クスト 解説:ヒョーリ

「どうも。解説が嫌だと言ったら、実況の方をすることになりました、クストです」

「不肖、解説暇潰しをさせて頂きますヒョーリでございます。皆様お見知りおきを」

「今回は、勇者と聖女、それに女性の魔術師と盗賊のパーティですね」

「見事に女性ばかりハーレムですね。今回の勇者野獣殿は、とても魅力浮気性のある方のようで」

「同じ男としては羨ましい限りです。聖女さんや魔術師さんは、出るところが出て、締まるところが締まっている、理想的なプロポーションですし」

そうですねこの軽薄野郎。同じ女性から見ても、溜息舌打ちがもれそうな、見事なボディライン戦うには不向きな体ですこと」

「それに、盗賊さんはメリハリこそないものの、小柄で可愛い顔立ちをしてますよね」

そうですね下心丸見え小柄な女性ロリ属性って、なんだか守ってあげたくなるあざとさ全開で吐き気のする魅力媚びがありますわね」

「さて、そんな四人でダンジョンへと潜っていくわけですが、メンバーのバランスもいいですし、不安もなさそうですよね」

絶妙なバランス男女比も是正しろかと。前衛二人ケダモノと猫被り後衛二人滅びるべし巨乳ですものね」

「現れる魔物から、後衛二人を守る勇者がカッコいいですね」

理想の殿方カッコつけ野郎の姿かと。しっかりと、自分のパーティハーレムメンバーを守って囲っていますわね」

「あれなら、女性達も安心ですね」

「ええ。勇者色欲魔殿は余程頼りになるようで、常に傍を離れませんねべたべたとくっつきやがって。これぞ信頼の証色仕掛けの王道かと」

「おっと、ここで強敵が出現。まずは、盗賊さんが仕掛けるようです」

身軽な露出の多い格好をしてるだけあって、なかなかの俊敏性したたかさですね。身のこなし美脚アピール高いあざといレベルかと」

「壁や天井を利用した、三次元の軌道ですね。これは素晴らしい技量です。そして、勇者が隙を見計らって斬り込んでいきますね」

完璧なタイミング生足に見惚れてやがった結果ですね。二人の信頼爛れた関係が窺える丸見えな連携色欲の妙ですね」

「そして、詠唱を終えていた魔術師さんが、機は熟したとみて凍結魔術を行使。敵は対処もできずに氷漬けとなっております」

完璧なタイミングいいとこどりでしたわね」

「お、勇者が二人の頭を交互に撫でてますね。良くやったといったところでしょうか」

盗賊の子小悪魔腰に抱き着いてますし狙った上目遣いだし、魔術師の方も、腕をとって胸を押し付けて甘えてい誘惑してますね。仲睦まじくてイチャついてて、(血が頭に上って)私の方が赤面しそうですね」

「出番のなかった聖女さんが、ちょっと膨れてますね」

可愛らしい醜悪なやきもち嫉妬ですね。気持ちはよくわかりますわざまあみろ、肉欲まみれの聖女

「ヒョーリさん?目が笑ってない気がするんですが……」

気のせいですよ余計な事言うな。(余計な所に着目していないで)実況を続けてくださいまし」

「そ、そうですか。今のところ、順当に探索を進めているようですね」

油断すると色気づいてると、大きな落とし穴にはまるかもしれませんはまって欲しい。ここは慎重に行きたい大惨事に期待ですわね」

「おや、どうやら宝箱があるようですね。盗賊さんが開けようとしているようです」

中身が楽しみですわね」

「お!無事に開いたようです。……が、中から出てきたのはモンスターの群れ!!どうやらトラップのようです!!」

醜悪秀逸なトラップですね。どうにか無事に切り抜けて欲しいところ四人揃って屍になって欲しいです」

「しかし勇者、咄嗟に奥義を発動した!モンスターを一網打尽に!」

「(種馬の割には)迅速かつ的確な対処ですこと。感嘆残念の極みでございます」

「パーティメンバーからも礼を言われてる様子ですね」

「勇者が慕われる理由の一端を垣間見たというところでしょうか。口々に我先にと謝辞ヨイショを述べているようです」

「さてさて、その先に見えるのは……どうやら本物の宝箱のようですね」

「これが、今回の探索茶番の目的だったのでしょうか」

「そうらしいですね。勇者が箱から何かを取り出しました。あれは……聖剣でしょうか?」

あの輝きと神々しさ股間のそれとは違って、まさしく聖剣ですね」

「どうやら、無事に目的を果たせたようで何よりですね」

「ええ。危ない場面もありましたが、皆さま無事でよう期待外れでございました」

「まったくもってそうですね。では、今回はこのあたりで失礼させていただきましょうか」

そうさせて頂きましょうそろそろ疲れたし飽きた。あの勇者達色欲狂い共明るい真っ暗な未来がありますように」

「そうですね。では、また次回をお楽しみに!」

またお会いしましょうもう二度とやらない

「さようなら!」

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