第2話 対抗エッセイだけどさ・・・
なろうのエッセイにおける花形。それは炎上商法だと、前回言ったな。
もうひとつあるんだ。炎上商法と対になる人気エッセイ。それが、『対抗エッセイ』だ。
以前、某こぴーらいたー氏が『なろう批判を批判する』ってエッセイを書いたことがある。あの時はお祭り騒ぎだった。便乗した連中が『なろう批判を批判するエッセイを批判する』とか、『そのまた批判エッセイを批判する』とかやっててさ。
おいおい。大食い番組が出すハンバーガーじゃねぇんだから、重ねりゃいいってもんじゃないぞ。
あ、そういえばそのこぴーらいたーさんもBAN経験者だったっけ。ちょっと僕の企画に来てくれたら面白いな。なんならNOTEからの転載でもいいから。
まあ、似たような事例はいくらでもある。『女性キャラをおっぱいでしか書き分けられないどーのこーの』とか、最近だと『R級モンスターが暴れてどーのこーの』とかな。どっちも僕は関わってる。えっへん。
さて、そんな僕も書かれたことがあるんだよ。対抗エッセイ。
ここからが本題だ。
――僕は前回『小便野郎』に感想を書いたところまで話したっけ?
その感想を、なぜか小便野郎は気に入らなかったらしい。やつはその反論を感想返信で僕に伝えるのではなく、エッセイという形で不特定多数に広め始めた。
『トンデモ感想で筆を折る理由が分かったー』
とか、アホなこと言ってな。うん。お前はそれで筆を折ったもんな。折れる筆が不良品なだけだけど。
そこに書かれた内容は、ずいぶんと曲解が入ったものだった。僕が書いた感想を大きく脚色して、挙句僕のことを『都合のいい部分しか見ないで批判する読者』としてご紹介くださったわけだ。
……正直言えば、僕は隅々まで調べた結果として感想を書いているんだけどな。
さて、この小便野郎が書いたエッセイ。何事もなくそのままスルーされるなら、僕も気に留めなかったんだけどな。
なんとエッセイランキングで日間1位をとるまでに成長するわけだ。
まさに炎上商法だよな。で、せっかくだからその炎上、こちらもあやかりたいと思った。
いいだろ別に。お互いにやってることは相手の作品の批判に過ぎないんだ。お互いに『これは言ったら炎上するかなーしちゃうかもなー」って言いながらエッセイ書いている者同士だ。一緒に楽しもうぜ。
と、僕は思っていた。何しろこの古城ろっく、批判も炎上も大歓迎。誰でも本音で語り合えばいいと真摯に思う物書きの一人でござる!
なので、僕もエッセイで書きました。
「トンデモ野郎が豆腐メンタルすぎて筆を折りそうなんだとさ。しーっ……まだ泳がせておこう」
ってな。
お互いに楽しい意見の投げ合いを、エッセイという形で公開して観客を煽ろうというわけだ。こりゃ楽しいな。
ところが、この顛末は意外な形に落ちつく。
それはまた、次回にでも話そう。
――次回予告――
他人の作品を批判して食い物にする邪悪の権化、小便野郎。
同じく自分が炎上している状況を楽しむ魔王、古城ろっく。
そこに正義など微塵もありはしない。お互いの知識と文才をかけた、醜い泥沼の争いが始まろうとしていた。
しかし、小便野郎は他人の批判はするくせに、自分の批判は許さないというダブルスタンダードだったのだ!
そこに現れた『なろう運営』
絶対的な権限をもつ彼らが下した、意外な神判とは?
次回『古城ろっく、死す』
デュエルスタンバイ!
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