ごく個人的な英雄譚

カリスト

第1話 鋼鉄の腕

鋼鉄の腕

この呼び名が、地域で定着するようになったのはもう随分と前になるらしい。

僕のお父さんが子供の頃にはもう、村の人間全員知ってるくらい。

それでいて、誰も顔を見たこともない。

分かっているのはその左腕が生身じゃなく、金属で出来ていることと…


僕たちにとっての英雄だ、ってこと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ごく個人的な英雄譚 カリスト @callisto_

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る