第17話
私がここに来た時、皆口々に、誇らしげにおばけの友だちの自慢をされました。
『私、スカルのジャックとともだちなの!
かれはしんしてきで優しいのよ! 』
『オレはワーウルフのキャナリーとともだちだぜ! アイツが笑うとオレも嬉しい! 』
『あたし、ゾンビハウンドとともだち! すごいでしょ! 』
羨ましかったです。
私も早くおばけの友だちがほしくて、ハロウィン数日前からやきもきしていました。
だから彼が──パンプキンくんが自分をおばけだって言う前から、彼がおばけだってすぐわかったんです。
かぼちゃの後ろ頭を見つけた瞬間、誰にも取られまいと駆け寄ったんです。
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