第142話神の御業

 

「怪我人が多いな。まだ始まったばかりだってのに、死者も結構出てるか……」


 アキラがアンデッドの攻め込んできている門へと向かうと、そこではすでにかなり激しい戦いが繰り広げられていた。

 その戦いではすでに怪我をしている者が多く存在しており、それだけではなく死者もいる様だった。


 人間に限らず動物や魔物など様々な生物の——いや、生物〝だったもの〟のアンデッドが動き回り、門をくぐり抜けて街の中に入ろうとそれぞれの武器を振るう。

 そして街を守る兵士や冒険者たちは、それらのアンデッドたちを街に入れさせないために戦い続ける。


 だが、そんな兵士たちの背中を刺す様にして、街中に入り込んできたアンデッド達が暴れ出す。

 それによって、兵士や冒険者達は街に篭って守っているにもかかわらず、背中から挟まれた形になってしまった。


(これは、さっさと動かないと……いや、それでいいのか? ただ解決するだけならすぐに終わるが、その場合は俺が外道魔法使いってバレるんだよな。そうすると、今回の騒動も外道魔法使いが原因だから恨まれる可能性がある、というか俺だけじゃなくて国ごと難癖をつけられる可能性さえある。それは避けたい。となると……)


 そんな光景を見て即座に動き出さなければ、と考えたアキラだが、その動きは途中で止まってしまった。

 アキラは外道魔法——魂魄魔法を司る神だ。目の前にいるアンデッド達もなんら障害とすることなく片付けることができるだろう。

 だが、世間一般においては魂魄魔法などという名前は知られておらず、その本質も知られていない。ただ誰かの意識を書き換えたり死者を操るといった外法の術として知られているだけだ。

 そんな外道魔法であるが故に、国によっては使用を禁じている場合がある。そしてそれはこの国もそうだった。


 アキラがアンデッド達をどうにかするために外道魔法を使えば、確かにアンデッド達はどうにかすることはできるだろう。だが代わりにアキラ自身が周囲の者達から責められることになる。

 そして今のアキラは以前のように個人ではなく、一国の王女の婚約者という立場を得てしまっている。そんな状態でもし何かしらの騒ぎに巻き込まれ、糾弾されようものなら、それは自身だけではなく国にまで影響を及ぼしてしまうことになりかねない。

 そう考えたからこそ、アキラは魔法を使う手を止めてしまったのだった。


「——クソがっ、こっちもかよ! なんだってこんなことになってんだよ!」

「っと……」


 どうするか、どうするべきか。アキラがそんなことを考えて立ち止まっていると、後ろから新たに冒険者と思わしき一団が門の前へと現れた。

 だが、未だ子供と同じ程度の身長しかないアキラの姿が意識の中に入らなかったのか、その際にアキラの体にぶつかってしまいアキラはその体をよろめかせることになってしまった。


「あ? 悪い……んでガキがこんなところにいんだよ。てめえみてえなのがいても邪魔なんだよ! 今は命懸けだってのがわかんねえのか! 迷ったのか勇気出したのか知らねえが、邪魔だ。さっさと避難所に戻りやがれクソガキ!」


 言葉は乱暴だが、その内容はアキラのことを心配したものだった。


 だが、そう伝えてきた男にもさほど余裕があるわけではないのか、それだけ叫ぶとすぐさま仲間と共に戦線へと進んでいった。


「……仕方ない。やるか」


 そんな男の背中を見て、アキラはハアとため息を吐くと、いかにもめんどくさいと言わんばかりにそう呟いた。

 だが、その表情はどこか楽しげなものだった。


 アキラとしてはやはり外道魔法の使い手だとバレる様なことはしたくない。秘密を守るためであれば、戦っている者達を見捨てることも視野に入れる必要がある。そう考えていた。

 だが、先ほど怒鳴りながらもアキラの様な子供の心配をする男を見て、あんな奴が死ぬのはもったいない。そう、思ってしまったのだ。


 だからこそアキラは動き出した。


「怪我の治療を!」


 アキラは怪我をしたことで後方へと下げられ、治療を受けている者達の元へと進んでいった。

 だが、アキラが目指したのは治療を受けている怪我人ではなく、治療が間に合わず死んでしまった者達のところだった。


「なに言ってんだ。もう、死んでんだよ」

「いいえ、彼らはまだ完全に死んだわけではありません! 今ならばまだ直すことができるはずです!」

「……。……ほ、本当か!?」

「ええ。ですが、そのためには肉体の傷が大きいと失敗します。だから傷の治療を!」

「あ、ああ! わかった!」


 治療を担当していた者達は本当に治せるのだろうかとアキラの言葉を疑った。だが、アキラのあまりの自信と、なんだか逆らってはいけない様なオーラを感じ取り戸惑いながらも素直に従って死者たちの傷を塞いでいくことにした。


「『死出の道は一度きり。引くも戻るも叶わずに、ただただ虚に進むだけ。しかしてその身に宿った願いは消えず。その魂に刻まれた想いは残り続ける。ならば叫べ。叶えたい願いがあるのなら、果たしたい想いがあるのなら、その心を叫び、再び立ち上がれ。帰り道はここにある。命をかけて戦う勇者たちに祝福を与えよう』」


 それは魔法の詠唱であった。だが、詠唱というよりも、アキラ自身の言葉だった様にも聞こえる。使者に語りかけ、戻ってきてほしいと願うアキラの思い。そんな風に聞こえた。


 だが、魔法であったのは確かなようで、死んだはずの者達はその体がうっすらと発光し始めた。


 だが反応としてはそれだけで、死者の傷を治した者達はアキラが嘘をついたのかと視線をアキラに集めたが……


「え?」


 治療をしていたものうちの一人が間の抜けた声を漏らした。


 その言葉に反応した周りの者は、なんだとその者へと視線を向けたが、声を漏らしたものはそんな視線には気づかずにただ一点だけを見つめている。

 その様子がおかしいと感じたのだろう。他の者達も声を漏らした者と同じものを見るように視線を動かしたが、みな同じものを見て動きを止めることになった。


「……っあ〜……くそっ。なんだってんだ。ここは……救護場か? 俺は生きてんのか?」


 そう言ったのは先ほどまで腹の大部分を噛みちぎられ、喪失して死んでいたはずの男性だった。


 死んだはずだ。死んでいたはずだ。だが……本当に死んでいたのか?


 その場にいた治療に携わっていたもの達の心の中はそんな思いで占められていた。


 その様子を見たアキラは、問題なく魔法が発動したことを確認すると、小さく笑ってからその場を後にした。


「怪我人はこれ以上どうこうできるもんじゃないし、俺はあのアンデッドを片付けるとするか」


 そう呟いたアキラだが、ここにいたままでは全体を見渡すことができない。

 その状態でも魔法を発動することはできるのだが、しっかりと全体の様子を把握できた方が魔法は発動しやすいし、その効果も確実なものとなる。

 故にアキラは身体強化の魔法を発動して門の上、門楼の天辺にまで飛び上がって全体を見下ろすことにした。


 こんな騒ぎの最中だからだろう。門の上にいたもの達の視線は下へと向いており、誰も上に行ったアキラのことには気づかない。


 だからこそアキラは落ち着いた状態で魔法の準備をし始め、その体から膨大な量の魔力が放出された。


「『明かりを灯そう。それは暖かく、死者を導く標となろう。死者の居場所はここになく、光の先にこそ場所がある。進め、汝らが向かうべきその場所へ。次はきっと、道を迷わぬように。道を照らすそのために、私は明かりを灯す」


 アキラが魔法の詠唱を唱え終えると、その体から溢れていた魔力は一気に消費されていき、それと同時に戦場全体に光の粒が降り注ぐ。


 その光の粒に触れた瞬間、アンデッド達はそれまでの苦悶の叫びではなくどこか安らいだ声を漏らし、その動きを止めた。


 そして、それは一体だけではなく、光の粒に触れた全てのアンデッド達にも同じことが起こった。


 その様子を見て満足したアキラは一度頷くと、すぐさま顔を険しく変えて再び身体強化の魔法を自身にかけ、大きく飛び跳んで移動をし始めた。


「…………は?」


 アキラが目的の場所である鐘楼、その最上階に辿り着いた瞬間、ちょうどそんな声がすぐそばから聞こえた。


「は? え? なにが? なんで?」


 今の今まで街を攻め込んでいたアンデッド達が、突如倒れたのだから、その反応は当然だっただろう。

 なぜ倒れたのかわけがわからず、本当に倒れたのか、安心していいのかわからない。そんな状況になれば、何が起きた。なんで倒れた。そんなふうに考えるのは当たり前のことだった。


 だが、アキラのそばにいるその男の反応は、襲われていた市民のものとしては些かおかしな様子だった。


「う、動け! 起きろよ! なに寝てんだ! さっさと起きてあいつらを殺せよ!」


 男はそう叫ぶが、アキラの魔法によって今度こそ死後の世界に送られたアンデッド達は起きるどころか動くことすらない。


「ふざけんなよっ! ここまでどんだけかかったと思ってんだ! なにが起きてんだよ!?」

「悪いけど、悪巧みもおしまいだよ」


 アンデッド達が動かないことで憤る男の背後からアキラが声をかけた。

 なぜアキラがこんなところに来てこんな男に話しかけたのかと言ったら、まあこの男が犯人だからだ。アキラは外道魔法の反応を感じ取り、ここに来たのだった。


「は? なんだクソガキ。なんでこんなところに──お前か? お前がやったのか?」


 その瞬間男は勢いよく振り向き、アキラのことを訝しげに見たが、すぐにアキラが自分の邪魔をしたのだと気づいて鋭い視線を向けた。


「そうだ。辺りのアンデッドは全部処分させてもらった」

「どうやって!」

「外道魔法ってのは、名前からじゃわかりづらいが、魂に干渉するもんだ。それは半ば神の領域であり、それをどうにかするには同じように外道魔法で干渉するしかない」

「ならっ、お前も!?」

「外道魔法の使い手だよ」


 アキラが肯定した瞬間、男は目を見開いて驚きをあらわにするが、すぐさま鋭い視線に戻ってアキラのことを睨みつけた。


「なんで邪魔をする! なんで俺と同じお前が俺の邪魔をするんだ!」

「……同じってのは、外道魔法のことを言ってるのか?」

「そうだ! 俺はこの才能を持ってるってだけで迫害されて生きてきた! ふざけんなよ! 俺がなにをした! なにもしてねえだろ!?」


 外道魔法は使い手というだけで迫害される場合がある。それも仕方ないだろうとは思える。何せ洗脳なんてことができるのだから、しっかりとした魔法の知識がなかったり対処のできない小さな町や村では恐ろしいものだろう。他の炎や水の魔法のように目に見える効果があるわけでもないから何かされたとしても立証できない。

 故に、何かされる前に追い出してしまおう。そう考える場所があっても不思議なことではない。

 そして男はそんな場所に生まれてしまったのだろう。


「今回は教会をぶっ潰すためのものだった。その第一歩だった! それなのに、なんでお前は邪魔をするんだ!」


 確かに外道魔法なんて名前をつけたのも教会ではあるし、迫害をし始めたのも教会だ。なので今の外道魔法の使い手にとって住み辛い世の中というのは教会の責任と言えなくもない。

 教会としては自身達の祀っている十神の司っている能力ではない魔法だったので排除対象だと考えたのだろうが、そんなものは迫害された側には何も関係ない。全ての原因は教会だと言われてもアキラは否定しないだろう。


 だがそれでも、アキラは男の言葉を不快に感じていた。


「お前みたいなのがいるから、外道魔法は『外道』魔法だなんて呼ばれるんだよ。外道魔法……いや、魂魄魔法魔法を悪事にばかり使うから誰も彼もがその魔法を否定する。正しく使えば便利で人の役に立つはずなのにな」

「人の役にだと? 知ったことかそんなの!」

「まあそれは同意だ。俺も行ってみただけで実際にそう思ってるわけじゃないからな。ただ……」


 人のために、などとは言ってみたが、実際のところアキラ自身誰かのために魔法を使おうとは考えていない。誰かのために使っている様に見えたのなら、それはアキラ自身がそう行動したいと思った結果でしかない。


「使い方を間違えてるってのは否定しないけどな」


 そう言って肩を竦めて笑うと、直後にはスッと目を細めて男を睨みつけた。


「格の差ってやつを見せてやる」


 そしてアキラは魔法の詠唱を行うために口を開いた


「『そこはここ、ここはそこ。彼岸と此岸は混ざり合い、重なり合う。全ては夢。夢は覚め、誰も夢の先にはたどり着けない。終わらぬ夢に迷い込め──夢幻の境界線』」


 アキラが魔法の詠唱を最後まで口にすると魔法が発動し、二人の姿はぼやける様にしてその輪郭を曖昧にした。


「────────なんだこれは」


 だが、それは外から見た場合で、当の本人達には違う光景が見えていた。

 先ほどまでは自分は確かに街の中にいたはずだ。だがここは何だ。街の中ではなく黒いとしか言えない空間にいる。

 だが、黒と言ってもただの黒ではなく、強いていうのであれば黒い絵の具に赤や青や黄色など様々な色を混ぜたような黒いマーブル模様とでも言えばいいか。常に模様が変化し続けるその空間でアキラと男は向かい合っていた。


「簡単に言えば、死後の世界だ」

「し、死後の世界だと? ばかな! そんな事はありえない!」

「目に見えてる真実を否定するなよ。受け入れてからが未来の始まりだぞ?」

「うるさい! できるわけがっ、できるわけがないだろ! だってそんなの、神の所業じゃないか!」

「言ったろ? 格の違いを見せてやるって」


 死後の世界に誰かを送るなど、それは人間のできる業ではない。それは外道魔法——魂魄魔法について調べ、鍛えてきた男だからこそ理解できることだった。


 だが、そんな不可能と断じられたことを、アキラはこともなげにやってみせた。


「それと、もう一つ魔法を見せてやろう……いや、かけてやろう」


 アキラがそう言うと、今度はなんの詠唱もなく男の体が光り始めた。


「狂うことのできない地獄で喰われ続けろ」


 それと同時に、周辺の『黒』から人型の何か、獣型の何かが形作られ、それらは徐々に男へと近づいていった。


「お前が殺してきた命と同じ回数同じように死ねば解放されるから、まあ耐えてみろ」


 そんなアキラの言葉が合図となったのか、『黒』でできた者達は男に襲いかかり、アキラはそんな男を無視して自身に掛けていた術を解いて現世へと戻っていった。


「あー、終わった。久しぶりにまともに魔法を使ったな。……さて、大丈夫だと思うけど、あっちはどうなってるかな。しっかり蘇ってるといいんだが」


 アキラはそう言って体を伸ばすと、アンデッド達の攻めてきた門へと確認のために戻っていった。


「アキラ!」


 だが、アキラが門へと戻って様子を確認していると、突如その肩を掴まれて名を呼ばれた。


「ああナバルさ──」

「お前か!? あの光はお前なのか!? あの光があった瞬間、あいつが起きたんだ! あれはなんなんだ!? あの時お前あそこにいただろ!?」


 門楼にいた時のことを誰にも咎められなかったアキラだったが、誰にも見られていなかったというわけではなかったようで、このナバルにはしっかりと見られていたようだ。


「その様子だと治ったみたいですね」

「やっぱりお前だったのか! あ、ありがとう! 本当にありがとう! お前のおかげで全部終わったんだ!」


 アキラは誤魔化すのは無理だと判断して、でも最後の足掻きとして肯定も否定もしないままナバルの友人らしきものが無事なことを喜んで見せたのだが、アキラがそう言うとナバルはその場に跪く様にして感謝し始めた。


 そんな言葉や様子から、死者を蘇らせたとはわからずとも、アキラが問題を終わらせたのだと理解できたのだろう。周りもナバルのように、とはいかないがアキラに向かって感謝をし始めた。


(め、めんどくさい!)


 だが、その中心にいるアキラ本人の正直な感想としてはそれだった。

 故に、逃げ出した。


(仕方がない。この際今更だ。今更魔法を重ねたところで誰も文句を言わないだろ。マイナス方面に精神をいじるのは嫌だが、なんの害もないんだったら構うまい!)


「それは無粋というものではありませんか?」


 感謝されるのは別にいい、だがあの様子がいつまでも続くのであればめんどくさいと考えたアキラは、街の者達の記憶を書き換えようと考えた。

 だが、アキラが魔法を使おうと魔力の準備をし始めたところで聴き慣れた声が聞こえてきた。


「アトリア。どうしてここにいる。避難したんじゃないのか?」

「ええ。避難しましたが、あなたの魔力を感じた瞬間に終わったと理解しましたのでこちらに来ました」


 アトリアはそう言うとアキラの隣へと進み、真っ直ぐにアキラのことを見つめた。


「それで、あなたは今ここにいる人たちの認識を書き換えようとしましたね?」


 まだしていなかったが、これからしようとしていたことを言い当てられてしまい、アキラはなんだか悪いことをしている気分になって視線を逸らした。


「確かにあなたはこの街を襲ったものと同じ、外道魔法の使い手です。それがバレたくないという気持ちも、バレたら大変だという事情もわかります」


 そんなアキラの様子にため息を吐き出してからアトリアはアキラへと語りかけた。


「ですが、それならばここの方々の気持ちはどうなりますか? ここにいる彼らは、あなたの魔法によって命を救われました。その感謝の気持ちすら消し去ってしまうというのですか?」

「……」


 その言葉にアキラは黙り込むことしかできなかった。


「外道魔法。なにも知らない者はそれを悪だと言いますが、それ自体が悪というわけではありません。使い方の問題です。炎の魔法だって、それを人に向ければ悪となり、守るために使えば正義となります。今回あなたは正しいことをしました。それは誰に咎められるものでもありません。それをただ外道魔法は悪だから、などとよく考えもせずに否定するものなど、この場にはいないことでしょう。胸を張りなさい。あなたは正しいことをした。それなのに彼らの感謝の気持ちを消すとなれば、それはここを襲ったものと同じ悪となりますよ」

「……だが、俺が外道魔法を使ってやらかしたってのがバレれば、お前にも迷惑をかけるぞ」

「それがどうしたというのです。どうせあなたが外道魔法を使うという事は我が国ではバレているのですから、他の国でバレるのも時間の問題だったでしょう。隠すことに意味などないのです」

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