第126話協会への対策

 

 男爵になった。アキラがアトリアからそう言われたのは三日後のことだった。


「……なんだって?」

「男爵になったと、そう言ったのです。城を……ひいては国王を守るための結界に大規模な改良案を出したのですから、当然だとは思いませんか?」


 アトリアの言うことは確かにもっともではある。城という最重要拠点の防衛設備を、理論だけとはいえ単独で作り上げたとなればそれは功績として数えられて然るべきだ。


「本来はあの規模の功績であれば子爵になってもおかしくないのですが、まあ想定通りといったところでしょうか。ああ、叙爵そのものは少し先になります。流石になんの準備もなく、とはいきませんから」


 男爵とは貴族の中で最低位というわけではないが、それでも位として考えるとさほど高くはない。

 それでも金を持っているだけの市民や一代のみしか認められない準貴族よりはよほど格が上なのだが、それでもアトリアとの結婚のために指定された階級まではまだ足りない。


 これは本来であればもう少し上の爵位を与えられたのだが、当然の如く邪魔が行われたため、と言うのもあるが、国王としても未だ完全に認めていいものなのか迷っていたからこそ、爵位は与えるが男爵というまだ約束には足りない地位を授けることにしたのだ。


「でも男爵じゃ意味ないんだろ?」

「ええ。ですが準備は整いました」

「準備ねぇ」


 今回アキラに結界を作らせて地位を手に入れさせようとしたアトリアだが、最初からこれで終わるとは思っていなかった。それ故に、『次』を考えていた。


「はい。あなたが貴族になるために何か功績を立てたとしましょう。ですが、その場合は今回のように男爵にしてお茶を濁しておしまいでした。ですが、もうすでに男爵になってしまった以上は次は子爵とするしかありません。男爵になってからの年数が……などというものがいたとしても、二年も経てば次の位に上がっても文句を言えない」


 簡単な話だ。どれほど評価されなくとも、評価せざるを得ない状況を作って一段づつ進んでいけばいい。そうすればいつかは目的の場所まで辿り着くことができる。

 そのための道筋は作られているのだから、後は誰にも否定できないような功績を立てるだけでよかった。


 本来ならその功績の部分が一番難しいところではあるのだが、アキラであればそう時間がかからないだろうというのがアトリアの考えだった。


 実際、先の会議を行ってから一週間と経たずに爵位を得るほどの成果を出したのだから、問題がないようにも思えた。


「……なんかこう、確か……準子爵? とかはないのか?」

「ありますが、男爵という『家』として認められたものに、一代のみの位を送ると思いますか?」


 確かに位だけで考えれば男爵よりも準子爵の方が上ではある。だが、準子爵家とはあくまでも一代限りの貴族だ。一度男爵『家』として認めてしまった以上、いくら準子爵が男爵よりも上の地位だとはいえど一代貴族に戻すことはできない。


 これが成果と同時に何か失敗したのであればまだどうにかできただろうが、アキラはなんの問題もなく終わらせたのだ。どうしようもなかった。


「あー。じゃあ最初から俺に準男爵とか騎士爵? にしなかったのはなんでだ?」

「騎士爵というのは、基本的に武功によってなるものです。例外もないではないですが、国の結界の改良という成果を出したのに騎士爵や、一代限りの準男爵などにすれば、それこそ後の国政に関わってきます。あなたの成果を他国に漏らされでもしたら良い糾弾の的ですからね」

「そんなものか」

「そんなものです」


 どのような思惑があったとしても、国の最重要拠点の防衛設備の理論を構築したような者を不遇に扱えば、それ以降に問題が出てくる。

 加えて、そんなことをたった数日でできるような者に他の国にでも渡られたらと思うと、どうしても鎖は必要だった。

 一応アトリアとの婚約という枷もあるにはあるが、他の国——例えばこの国と対立している国に向かわれてそこでそれなりに高位の爵位を得てしまえばその枷も意味のないものに変わるかもしれない。


 そのため一代貴族では弱いと判断し、だがいきなり子爵位を与えるわけにもいかないとなったために男爵を与えるということになったのだ。


「というわけで、あとは派手に功績を打ち立ててください」

「つっても功績なんてそう湧いて出るようなものでもないだろ。ドラゴンでも狩りに行けば良いのか?」

「……それは奥の手、というより最終手段ですかね」


 本来であればドラゴンを倒すというのは御伽噺の英雄の如き行ないだ。

 亜種や劣化種を倒した報告は数あれど、本物のドラゴンを倒した報告は数十年に一度程度のものだ。


 そんなドラゴンを倒し、その素材を全て王家に無償で献上したとなればそれは明らかな功績といっても良いものだ。


「なんか問題あるのか? ドラゴンによる被害がなかったとしても、その素材を全部王家に献上すれば、それなりに認められると思うんだが……」


 だが、そんなアキラの考えに対してアトリアは無表情を僅かに歪めてアキラから視線を逸らした。


「ええ、まあ。普通ならそうなのですが……その……」


 どう考えてもおかしな様子をしているアトリアだが、そのことについてアキラが尋ねる前にアトリアは緩く首を振ってから小さくため息を吐き、話し始めた。


「はあ。実は、数年ほど前になりますが、相手がいなくて剣の稽古相手としてドラゴンを探したことがありまして……」

「あー、なんとなく話が読めたぞ。……狩ったのか」

「はい……」


 アトリアは生まれ変わったとはいっても、元々は剣の神である。神として機能していたときは特に何も思わなかったのだが、アキラとの戦いによって戦いの楽しさを知ってしまい、人間として生まれ変わったことで自身の感情を理解したアトリアは、剣を振るのが好きだった。

 剣を振り、なんなら業物の剣を見ているだけでも楽しいと思えたほどだ。


 だが、ある日剣の稽古をしていた騎士たちと試合をする機会があったのだが、あまりにも差がありすぎた。

 当然だ。アトリアの剣の才や技量は、まさに神域のものなのだから。ただの騎士程度でどうにかなるはずもなかった。


 だがそうなると問題なのがアトリアの感情だ。せっかく戦えると楽しみにしていたのに、勝負どころか稽古にすらならない。


 極限まで手加減すれば『遊び相手』にくらいはなるが、それはそれでストレスが溜まる。


 なので、時折調査と称して辺境の村々を回って魔物を狩ったりしていた。そしてその中にはドラゴンも含まれていたのだ。


「有り余っている、というほどではありませんが、どうしても欲しい、という状況でもないのです」


 アトリアの狩ったドラゴンは、王族の装備を作ることに使われたが、全ての素材が使われたわけではなく、残りは防腐処理をしてから宝物個に眠ることとなっていた。


「それでもドラゴン狩りというのは世間一般で言えば偉業ですので、どうしようもなければそれで押し通しますが、できることなら他のことがいいですね」

「そうかぁ……」


 アキラは簡単な方法が潰れたことで少しがっかりしたような声で漏らすが、そこにはアトリアを責める意図はない。ただ単に、じゃあ次は何をしようか、と考えているだけだ。


 だが自分の行いが原因なだけに、アトリアは無表情ながらも僅かに気落ちした雰囲気を出してしまっていた。


「どうぞ」


 だがその時部屋にはノックの音が響き、アトリアはすぐさまその音に反応して顔を上げると扉を開けるようにと指示を出した。


「ん?」

「あら、アーシェ。こんなところに来たのですね」


 使用人によって開けられた扉から入ってきたのは、飾りのついた神官服を身に纏った女性——アーシェだった。

 アーシェは聖女という重要なポジションの人間だが、アトリアもまた王女という立場にあり、お互いの年齢が近いこともあルために知り合いでもおかしくはなかった。


 先日教会の腐敗を消すために多少無茶をしたアーシェはあまり好き勝手動かないようにと指示が来ていたが、王女に会うとなれば割と簡単に許可が降りたために、こうして会いにきたのだった。

 それに加え、今日は丁度アキラにも用事があったのだ。


「ご紹介しますね。彼女はアーシェ。剣の女神から加護を与えられた聖女です」


 アトリアはアキラとアーシェが初対面だと思ったために紹介したのだが、実際には二人はすでに知り合っていた。

 そのためにアキラは特にかしこまった様子を見せることもなく、アーシェもまた外行きのものではなく身内に向けての対応をした。


「お久しぶりですね、アキラさん。……といっても、まだ最後にあってから一月も経っていませんが」

「あら? 二人は知り合いなのですか?」

「ええ。以前の炊き出しの件でお話ししたのが彼です」

「そうだでしたか。……?」


 と、そんな会話をしていると、ふとアトリアは何かに気づいたように反応し、口元に手を当てて何かを考え込んだ後に口を開いた。


「ということは、もしかして……」

「はい。コーデリアの〝治療〟をしたのも彼です」

「……そうでしたか。それほどの技量を持つ魔法使いのことは気になっていましたが、あなたでしたか。——ありがとうございます」


 自身の友人であり妹分であるコーデリアが誰に救われたのか理解したアトリアは、アキラに向かって感謝を述べながら頭を下げた。


「ところで、アーシェはなんでここに?」

「あっ、そうでした」


 面と向かって感謝されるのが気恥ずかしかったからか、アキラ話を逸らすためにアーシェへと声をかけた。


 が、アーシェはすぐには話出さず、一度部屋の中を見回した後にアトリアへと視線を向けた。


「下がってください」


 それだけでアーシェが何を求めているのかを理解したアトリアは、部屋の中にいたメイド達に部屋から出ていくように伝えた。


 アトリアの言葉で部屋の中にいたメイド達が全員消えたのを確認すると、アーシェは口を開いて話し始める。


「教会より外道魔法の使い手の引き渡し要求に参りました」


 そう言ったアーシェの顔は真剣で、そんな彼女の言葉を聞いたアキラとアトリアのふたりも先程までの気の緩みを消して真剣な表情へと変わった。


「すまんが、断る」

「ええ。わかっています。あなたが断ることも、あなたが悪ではないことも」


 アーシェの要求に対してアキラは拒絶を示したが、アーシェにもそれはわかっていたようで頷いている。


「ですが、教会は外道魔法は全て悪だとしています。この国が外道魔法を裁判や取り調べに使っていることすらも、あまりいい感情を抱いていないくらいですから」

「どうにかできないか?」

「できない……事もありません。ですが……」


 どうしてそこで止まったんだろう、とアキラが不思議に思っていると、アーシェではなくアトリアから言葉が聞こえてきた。


「神託があれば全て解決ですよ」


 言い淀んだアーシェの代わりにアトリアがなんでもないかのように言い放つが、どういうことなのかとアキラは首を傾げる。


「確かに、神託によりアキラさんの正しさ、もしくは外道魔法についてのお言葉をいただけるのでしたら問題は全て解決でしょう」


 そんなアキラに説明するように、そして自分たちの認識を揃えるようにアーシェは頷いてアトリアの言葉を肯定しながらそういった。


「ですが、神託はそう都合よくあるものではありませんし、個人のあれこれでくだる事もありません。聖女が与えられた加護を利用して神託を受ける事は可能ですが……」

「剣の女神は最近は眠っているようですからね」

「剣の女神って……」


 アキラはアーシェに気づかれないようにチラリと目の前にいるアトリアを見たが、見られている本人は涼しい顔をして優雅に紅茶を飲んでいる。


「はい。今から十五年ほど前に私が聖女になった時にお力を授かりましたが、それ以来私たちに干渉されたことはありません」


 アーシェはそんなアキラの沈黙を別の意味で捉えたようで、少し悲しげな表情でつぶやくように言った。


 だが、今の話には少しおかしな点がある。


(でも、十五年前って言ったらもうこいつは生まれ変わってるはずだよな? どうやった?)


 そう。十五年前と言ったら、すでに剣の神は死に、アトリアとして生まれ変わっていたのだ。その状態で神託など降りるはずがない。だというのにすでにアトリアとして生まれ変わったはずの剣の神から信託が降りたのだという。

 この矛盾はなんだ、とアキラは考えたのだが、その答えが出る前にアトリアが口を開いた。


「ならば、こちらから干渉すればいい」

「私たちから干渉、ですか……?」

「ええ。そこにいる外道魔法の使い手、別名を精神魔法の使い手と言います。精神──つまり魂に干渉して色々と術をかけるわけですが、それを利用してあなたの魂を強化、女神との繋がりを強めて声を聞く方法があります」

「それは……ですが……」


 外道魔法の使い手を忌避する教会に対して、外道魔法を使うことに協力しろと要請するのはいくらなんでも無茶が過ぎる。そのためアーシェが渋るのも当然と言えた。


 だがアトリアの話は終わらない。


「教会としても、女神の生存を確認したいと思ったことがあるのではありませんか? 特にあなたの所属している場所は剣の女神からの影響を強く受けていて、反応がなくなったことで他の九つの神を尊重している場所から突き上げられていますよね」

「……突き上げというほどではありませんが、はい」

「一度上司に聞いてみてください。女神の声を聞く儀式といえば断りはしないでしょう」


 アトリアの言葉を受けて考え込んだ様子を見せたアーシェだが、頭の中の整理が終わったのか再びアトリアへと視線を向けた。


「本当に、できるのですか?」

「できると思いますよ? ……ですよね?」


(ですよね。なんて言われても、女神はお前だろうに。だが、どう答えるのが正解だ? こいつがそんなことを言い出したってことはこの誘いにのれってことなんだろうけど、ここで出来るって言ってあとで失敗しましたじゃ通らないよな。でも他に方法がないのも確か……)


「……道具と場所と準備期間。それから魔法の使用許可があればできない事もない」


 どう答えるのが最善かわからないが、とりあえずそう言っておけば問題はないだろうと判断したアキラ。


 だが、そんな『できる』といったアキラの言葉に、アーシェは思わずガタリと音を立てて立ち上がってしまった。


「あ、失礼いたしました」


 アーシェは突然の無作法を謝罪して再び座り直すが、その反応も仕方がないだろう。

 自分でも失敗したコーデリアの治療を、アキラは見事にやり遂げたのだ。そのため、アーシェの中でのアキラの信用度はかなり高く、その言葉を着た瞬間に思わず与露媚のかん状を医抱いてしまうほどには信頼できるものだった。


「……それは、本当ですか?」

「ああ。誰にも邪魔される事なく、準備もしっかりとできていればできる」

「そうですか……」


 はっきりと断言されたアキラの言葉を受けてアーシェは再び考え込んだが、目を瞑ってから一度大きく息を吐き出すと、アーシェは目を開けて立ち上がりアキラ達にお辞儀をした。


「本日はこれにて失礼させていただきます。また後日お伺いいたしますが、その時はよろしくお願いします」


 そう言ってアーシェは去っていったのだが、部屋の中に残されたアキラ達は念の為にと防音のための結界を発動してから話を続けることになった。


「……で、どういう事だよ。女神は俺の前にいるんだが?」

「女神だなんてそんな……それほど私はきれいですか?」

「ああ」


 無表情のまま冗談めかして言われたアトリアの言葉に対して、アキラは迷うことなく頷き、返事を返した。


「……真面目にそう言われると恥ずかしいものがありますね」


 だが、そんな返しが来るとは思っていなかったのかアトリアは無表情ではあるがその頬をわずかに赤く染めて視線を逸らした。


「で、どういう事だ?」



 頬を赤くしたアトリアの様子を見ていたいとも思ったアキラだったが、話を済ませるべきだろうと判断するとアトリアに話しかけ、アトリアもそれに答えるように再びアキラへと向き直った。


「神託が下れば無事解決、というのは確かです。問題はその相手がここにいると言う事なのですが……まあ問題ありません。神につなげるフリをして私とあなたに繋げばいいのですから」

「……俺も?」

「ええ。声はごまかせないでしょうけれど剣の女神の力は、半分以上あなたへと移っています。神らしさを出すのであれば、あなたの力を感じさせ、私が言葉をかけるというのが良いかと」


 剣の神としての力は、崩壊しそうだったアトリアの魂とアキラの魂を融合させて維持させようとしたために混ざり合ってしまった。その結果、生まれ変わることはできたが、アトリアは剣の神としての力を半分程度しか受け継ぐことができなかったのだ。


 故にこそ、万全を期して騙すのであれば、女神としてのアトリアと、その力を持つアキラの二人で儀式を行うべきだとアトリアは言う。


「まあそれはいいけど……今まで黙ってた理由はどうする?」

「そうですね……子供が生まれた、などは如何でしょう? 代替わりのためではあるが、その影響で力を消耗した、と」

「如何も何も、神が子供だとか代替わりだとかそんな話は今まで聞いたことがないけど……それでいけるのか?」

「どうでしょうか? 可能性としては半々と言ったところで……ああ、いっそのこと、新しい神が生まれたことにしましょうか。新しい神が生まれたことそれ自体は嘘ではありませんし」


 今まで代替わりをすることはあったが、この世界の人間はそのことに気づいていない。

 見た目も声も記録も全てが同じ存在に引き継がれていたのだから仕方のないことなのかもしれないが、今まで代替わりなどしないと考えられているだけに本当に信じてもらえるか不安はある。


「新しいって……外道魔法の神か? けどそれってもう邪神認定されてなかったか?」


 外道魔法の神は存在しているとされている。が、それは公式的なものではなく、教会の祀る十の神ではない邪神として裏組織などで崇められているものだった。


「そんな者は初めから存在していなかった。邪神を崇めていた者はただ虚構に祈っていたということにすればいいのです」

「それはそれで問題ありそうだけどなぁ……」


 今まで信じていたものが存在しないと言われれば、今まで外道魔法の神を信じていた者達は怒り狂うだろう。新たに生まれた神の方が偽物だと言うかもしれないし、教会内だって混乱が起こるだろう。


 だがそれでもアトリアは、アキラが外道魔法の使い手として捕まるよりはマシだと判断したのだ。


「もっとも、私としても問題は起きてほしくないので基本的には剣の女神が代替わりすると言う方向で進めますが。……それに、あなたとていつまでも外道魔法問言われるのは嫌ではありませんか?」

「……まあ、それで母さんに迷惑がかかるのは嫌、かな。呼び方自体はどうでもいいけど」

「なんにしても、神託さえ行えば教会関係は問題ありませんね」


 こうしてアキラとアトリアは教会を騙してアキラの引き渡しをなかったことにしようと計画し始めるのだった。

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