第45話

ここで待っていたら大森さんがきた。

「坪生さん……信じたくないな。あなたが」

「あなたが?」

「あなたが日本人期間限定の秘密結社の回しものだったとは」

「そっちか」

「そっち?」

「いや、推測していたんです。あなたがたの名前が日本人の名前だったので、その秘密結社かそのレジスタンスかなと考えてました」

ヤバイな断ったからきっと次は僕達を殺しに来るだろう

「祖先が日本人であの秘密結社から逃げ出してきた。この村でひっそりと暮らしていた。流石にもうバレているとは思ったがな。」

ここまで秘密結社って出たらもう秘密結社じゃないと思う

「なんで苗字を捨てなかったんですか?」

「…先祖が捨てなかっただからこそ捨てられなかった」

そう考えると私達は先祖への意識が低いなと感じた。

「これからどうするんですか?」

「まだ決まってない、ここ寒いから暖かいところに行きたいな」

「また旅をしてあったら、泊めてくださいね」

「いいぞ」

こう言って4日後。身支度を整え、また北の国へと歩いていった。

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