第11話 商業ギルド長は驚く
私はリヴァプールの商業ギルドの長である。コンコン、
「どうぞ」
受「上司がいないので、代わりに入試やってくれませんか?」
「いいよ」
受「こちらです」
「彼、入る気無くない?」
「もうちょっと観察してみよう」
数分後
「もう入ろう」
「試験を受けるということでよろしいですね」
「実は少し前から見ていたのですが勉強する様子も無く大丈夫ですか?」
「お金掛かりますよ?」
若「お願いします」
「では銅貨3枚」
若「どうぞ」
「では、試験を始めさせていただきます」
さてどれくらい時間がかかるのか
数分後
早いな、ふ、解けなかったか
若「どうぞ」
「合格かどうかは今すぐには判断できないので住んでいるところ教えてくれるかな?」
若「………今日の夕方取りに行きます」
「わかった」
よし採点するか
文字は流石に書けるか。でも丸付けは簡単そうだ。どうせ、殆どが埋まってない。
……全てが埋まってるがどうせ殆どが間違っている。……合ってる、これも合ってる、あれも合ってるだと!
最後の問題はどうなんだ?
有利な方はどちらか?は、大きなゴブリンに決まってるだろうが。小さなゴブリンの方?どういう事だ意味がわからない
数時間後
「商業ギルドの上司全てを呼べ」
受「は、はい」
上司達「「「「どうしたんですか?」」」」
「この問題解けるか?」
上1「うーん」
上2「図にして見ましょう」
「いい案だ」
大きなゴブリン走る:小さなゴブリン走る
全部取る:全部取られる&マイナス0.5
大きなゴブリン待つ:小さなゴブリン走る
全部取る:全部取られる&マイナス0.5
大きなゴブリン走る:小さなゴブリン待つ
半分くらい取る:半分くらい取る
大きなゴブリン待つ:小さなゴブリン待つ
取れない:取れない
「なるほど」
小さなゴブリンは動かないという選択肢しかないのか
大きい者が勝つわけではないと!
彼は合格だ。
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どうも孤召欄です
こーゆーのゲーム理論て確か言うんですよ。面白いですよね。
面白いと思うんだったら、確率のparadox(パラドクス)も面白いと思います。
では明日の十八時くらいに
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