うちの子はそんな事しません

こう言う親は大概


子供と


接していない

話をしていない


どちらか。


何故そう断言出来るか?

小学生の時からそうだったから。


こういう親の子供に


タバコや酒を勧められた

いじめにもあった


でも、親も含めて謝罪すらしない

認めないんだ


「うちの子に限ってそんな事は有り得ない」

ってさ。


そんな幻想を子供に押し付けたまま育ててるから

影に隠れて悪さをするんだ


親の前では「理想の子供で居よう」って。


心理学

心理カウンセラー


心を閉ざした人と接しなければならなくなった時に

勉強したからわかる事。


「話をする」というのは

会話をしたら良いわけじゃない。


「心の奥に潜んでる何か」

それに気付いてあげられる親は少ない。


私の親は酷かった。

逆だったけどな。


「また何かしたのか」

「あんたは何を考えているかわからない」

そう言われた。


兄と妹は欲しい物を買ってもらったりしてたな。

でも、私には1つも聞かない。


親から7000円程度のラジカセを貰った時は嬉しかった。

兄と妹がそれぞれ10万円もするコンポを買って貰ったのを知るまでは。


親から兄弟間での差別を受けた。


小学生で親を嫌いになった理由だ。


話をしようともしない。

「自分を守る為に感情を、心を閉ざした」

それしか手段が無かった。


いじめを受けたのは

煽ったのも悪かったんだろう。

タバコを吸い酒を飲む小学校同級生を相手に


「俺はしない。そんな事して楽しいの?」って


それが逆鱗だったのか

いじめを受けるようになった。


そのお陰で人を観察するようになった。


悪さをする子供は親の愛情が薄い。

構ってもらいたいのに自分を見て貰えないから

ストレス発散の手段を見つける。


子供だけじゃないな。

大人も同じだ。


少し話が飛ぶが


10年程前に結婚をしようとした人が居た。


出会って2週間で付き合い始め

半年後には同棲を始めた。


何気ない「普通の幸せ」


10年後もこのままなんだろうな。

そう思えた相手。


ストーカーが2人居たのは知ってた。


2ヶ月程かかったが

1人は法的手段で対処出来た。


もう1人は

彼女が「大丈夫」というので気にしなかった。


翌月。

残る1人が彼女を殺しかけた。


「ショック症状」

心を壊したんだ。


2度と関わらないように、そばに来ないようにお願いをしに行った。


彼は「2度と近付かない、関わらない」

そう誓ってくれた後。


その親から発せられた言葉には驚愕した。

「この子は何も悪くないんです。もっと構ってあげてください」


「この親が原因か」

そう思ってしまった。


彼女を殺しかけた男を赦し、憎めなくなった。

私の立場では一番思ってはいけない事だった。


「これ以上、重荷になりたくない」と書き置きを残して。

彼女は消えた。


きっと

私が大切な事の優先順位を守れなかったんだろう。

彼女は「守ってくれない人だ」と思ったんだろう。

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