応援コメント

第8話 嫁さん一人三百万円」への応援コメント

  • 都会、と言うか、街は街でねぇ……ってハナシ。男に娘を生贄に差し出す母親、娘に売らせたアガリで飯を食う母親。

    嫁いびり、ってのは農村の実態が女社会だったからだよねぇ。夜這いもオッケー出してたのは母ちゃんだし。

    変われ無かった村は消えて行ってるし。「嫁買い」っちゃあ耳障りだけど、ようは「結納」だがね。時代に合わせる事が出来た村は人が増えてるよ。

    農業に限らず、額に汗して手を汚す仕事を厭う、どころか蔑み見下す風潮が「嫁買い」なんて言葉が生まれた背景の一つなんじゃねぇのかなぁ。

    ちな、当時のとーなんあじゃあだと娘一人売ると新しい家電が一つ買えたんだと。本来原価はそんなモンなんだから300万てのは破格だわな。

    作者からの返信

    ROKUOさん、読んでくださってありがとうございます!

     そうですねー、内田春菊さんの「ファザーファッカー」みたいな話、たまにニュースになりますもんね。ステップファミリーの暗部というか。あとはツイッターなどで投稿してる「もちぎ」さんのように、だらしない母親に食いつくされるなどして、自立のためウリ専しながら学校に通うなど。同性愛者用の風俗とか、街でないと成立しない職場はありますよね、山奥では稼げないだろうし。


     結納に関しては、昔のイタリアだったかなあ、嫁側が持参金を用意できなくて結婚できない、っていう話がありましたね。こういう風習っていうのを嫌ってというより、出来ないもの同士が駆け落ちして暮らし始めるっていうのが、自由恋愛の始まりなのかなあ、とも思います。

     かぐや姫「神田川」じゃないけど、あの歌って親兄弟とか友達とか出てこなくて、二人だけ、って感じで。和田アキ子「古い日記」とか。私の両親って、まさにそんな感じで結婚したんですよね。水商売やってた母親と、客だった父が出会って三か月で、って感じ。今でも、田舎らしい付き合いとか嫌ってますよ、二人とも。

     まあ、近所の女子大の生徒など見ると、額に汗して、って仕事はしなさそうですね。多くが、流行のメイクに服、ネイルで。
     きっと丸の内ОLとか、屋内作業するんだろうなあ、とは思ってしまいます。だけど、そういう仕事場に就職出来なかったらどうするんだろうなあ。よくある「パパ活」っていうのも、若くてきれいな女性ならば、考えるんじゃないかなあ。

     あの当時の300万っていうのは、田舎の年寄りなら出せた金額ですね。出した後も、普通に生活できていたし。その頃の中国人(農村)の生活水準が、かなり良くなかったんだと思います。今だと、中国国内の都市と農村の格差が昔よりも深刻なようですが。

     何というか、農業の衰退については私、高校生の頃に考えたのですよ。そのために農業高校に入ったんですが。
     分かったのは、「だめだこりゃ」という事ですね。同じ農業海外研修メンバーだった後輩が、実家を継いで農業経営者になったりしてますが、彼のように「経営」までやる人でないと、農業やるっていうのは難しいと思う。家族でどうにかこうにか、出来ていた時代はもう終わったんじゃないのかな、と思います。「嫁」とかもうね、誰もやんないし出来ないですよ。これは色んな意味で、前の世代がやってきた事の結果だと思います。

    編集済