第8話

「何故、ここに…?」

 シーナは呆然と呟く。

「何故か、か。そうだな…」

 男は難しい顔で考え込む。シーナはハッと遥か遠くのガハルへ目を向ける。ガハルは上体を起こし、二人を殺意に満ち満ちた目で睨んでいた。その両腕が根元から徐々に再生を始めている。

「まず、俺は山の中を走った。そうしたらーー」

「いいえ、やはり結構です! 一つだけ。逃げた村人たちはどうしましたか?」

「数十人生きている。向こうの村へ行った後、一緒に逃げるつもりらしい」

「…そうですか。ならーー」

 獣人の様子を伺う。じきに両腕の再生が終わるだろう。シーナは一瞬目を伏せ、言葉を詰まらせた。

「なら、俺はどうすれば良い? やっぱり、俺は俺をどうすればいいのかがわからん」

「…少しだけ。僅かで構いません。時間を稼いでください。貴方を逃すにしても、村人のためあの獣人を足止めするにしても、必要です。…可能ですか?」

 シーナは既に生成される全魔力を自己治癒へと回し始めていた。だが、完治は到底望めない。出血を止める程度の応急処置が関の山だろう。あの魔獣のような失った四肢の再生など、人間には到底不可能な芸当だ。だが、現状よりかは遥かにマシになる。

「わかった」

 男は大きく頷き、刀を構えた。様にはなっている。しかしシーナから見ると、まるで子供の真似事のようだ。

「…逃げても構いません。あの獣人は何故か私を異様に敵視しています。もしかしたら、貴方一人の方がそれも容易かもしれません」

「そうなのか? お前は、死ぬことが嫌じゃあないのか?」

 男は、腕の再生を終えたガハルから目を逸らさぬまま問うた。シーナは唇を噛み、小さく顔を伏せる。

「貴様…! 我が眷属どもはどうした?」

「追い掛けて来た奴らか? そいつらは全部殺したぞ」

「そうか! あいつらの気配が消えたのは錯覚ではなかったか!」

 ガハルが吠え、男を睨む。

「それで。貴様は何故我の前に立つ? その女のためか?」

「知らん。ただ、そうするべきらしい。だから、そうする。今の俺にはそれしか無い」

 男はそう返し、大きく前へと踏み込む。土煙が舞い、ガハルとの距離を一瞬にして詰める。刀を大振りに振り上げ、先程と同じように敵を両断にかかった。ガハルは半身になり刀を避け、男へ蹴りを放つ。男は上へ大きく跳ね蹴りを回避し、そのまま獣人の太い首を切断しようと刀を振るう。ガハルは身体を反らしそれを避ける。

「速い。良く鍛えられている。しかし、なんだその剣は!」

 ガハルは飛び上がった男を追い跳躍し、空中で回し蹴りを繰り出す。男は獣人の丸太のような蹴り脚をさらに蹴り、その勢いのまま飛び離れる。

 確かに男の動きは速く、軽く、しかしてその一撃は少女であるシーナより遥かに重かった。だが、それだけだ。剣の基本は押さえているものの、それはシーナが先程見せた研ぎ澄まされた技の数々とは比較にすらならない。素人の手習いに毛が生えた程度である。

「知らん。刀の使い方はさっき覚えたからな」

 男は果敢に飛び込む。ガハルの爪と蹴りを止め、捌き、避け、合間に斬撃を繰り出す。拙い太刀筋はガハルの異様に発達した筋肉を深く切り裂くことができない。

 状況は一見拮抗しているように見えた。だが、それも長く続かないだろう。魔獣の身体能力は人間の比ではない。戦いが長引けば長引くほど人間は肉体の性能差で圧倒される。

 加えて、今のガハルの両腕は、あくまでひとまず形だけを整えたものである。シーナと戦っていた時よりも蹴りを多用していることからもそれが伺えた。肉の内側まで完全に再生が完了すれば、形勢は一変するだろう。

「貴様の剣は我を斬るに能わぬ。それともこれは時間稼ぎのつもりか? 二人掛かりならば勝ち目があるとでも思っているのか?」

 男はガハルの蹴りを避け、斬撃を放つ。獣人はそれを紙一重で避け、爪を振るう。

 ガハルにとって刀傷の一つ二つは即座に再生可能なものではあったが、魔力の振り分けは両腕が最優先である。現状唯一の脅威であるシーナは既に満身創痍だ。人間の再生能力などいくら魔力で補助しようがたかが知れている。

 ガハルは男の刀を躱す。僅かに刃が首筋を掠めた。両腕の再生はいまだ五割といったところである。いかに強大な魔獣といえど、戦闘中に一から肉体を生成するなど容易いことではない。

 数度男の攻め手を捌くが、斬撃の一つが再生途中の左腕を浅く切り裂く。ガハルは内心舌打ちをする。剣の素人と死に損ないの二人を相手にしたとしても敗北することなどあり得なかったが、しかしここでこの男を殺さぬ理由は無い。だが、男は存外しぶとかった。

 右腕の爪で斬りかかる。男はガハルの懐に潜り込むように踏み込み、獣人の分厚い筋肉に覆われた横腹を切り裂いた。

ーー何かがおかしい。

 ガハルは現状を訝しむ。打ち合うごと、徐々に徐々に、男の剣撃の精度が上がっている。

「貴様…! 何をした?」

 脇腹の傷は即座に完治する。しかし、解せなかった。

「お前を斬ろうとしている。どうすればお前を斬れる? どうすればお前を断てる? どうすればーー」

 再びの斬撃が獣人の横腹を裂く。先程よりも僅かに深く。その手応えが彼には心地よかった。最適な、美しい軌跡へと刀が近付いてゆく、その感覚が。

 反撃の爪をそのまま前方へ駆け抜けて避け、刀を構え直す。

「どうすれば、お前を殺せる?」

「調子に乗るな!」

 ガハルは即座に、全力で男を殺すことを決める。いまだ脅威ではない。だが、ただただ不気味だ。

 地を揺るがすような踏み込みで迫り、両の腕を振り上げる。男はガハルの急な変心を理解出来ず、反応が一拍遅れた。ガハルが爪を振り下ろす、その直前。獣人の第六感が危機を告げ、反射的に身を翻す。間髪置かず、男の眼前、壁になるかのように膨大な数の水の刃が降り注いだ。

「お待たせしました!」

 シーナが白い刀を振るい、着地際のガハルを斬り付ける。ガハルはついに再生を終えた両腕でシーナの連撃を捌く。

「この死に損ないが…!」

 ガハルは唸り、反撃を繰り出そうとし、断念する。背後から迂回した男が迫っていた。獣人は大きく飛び離れ、状況を仕切り直す。

「我が! この魔狼将ガハルが! 惰弱なヒト風情に打ち倒されるとでも思うか!」

 怒りに任せ吠える。両腕の再生は終わった。ならばあとは殺すだけだ。ガハルは全身に力を漲らせる。体毛が魔力に覆われ、硬く鋭い針と化した。

「…どうする? 逃げるのか? 斬るのか?」

 鎧のような体毛を纏う獣人を見て、男は隣へと問う。

「…斬ります。今なら、今ここでなら可能性があります」

 シーナは僅かな逡巡の後、答えた。

 あの獣人は確実に消耗している。肉体こそ十全の状態であるが、しかしそれを支える柱である魔力は度重なる治癒と再生による過剰消費のため枯渇寸前のはずだ。今ここで逃せばそれも元の木阿弥である。

「そうか。どうすれば殺せる?」

「首を斬るか、心臓を突くか、ですが…」

「硬そうだな」

 シーナは無言で頷く。男の膂力は彼女を遥かに上回るだろう。いまだ拙い剣技にも関わらずあのガハルと打ち合えるだけの身体能力もある。だがそれがどこまで通用するかは不明だ。

「…申し訳ありません。このような事に巻き込んでしまって」

「こうするべきだったんだろ?」

「貴方が命を賭ける理由はありませんでした」

 二人は会話を打ちやめ、互いに飛び離れる。先程まで二人が立っていた地面をガハルの爪が大きく抉る。

「首を斬ります! 前後から挟み込むように位置取りを!」

「ふざけるな! 貴様らなどが! この我を殺すだと?」

 男がガハルへと斬り掛かり、シーナがそれに合わせる。ガハルは左右それぞれの腕で二本の刀を受けた。刀は硬化した体毛に阻まれ、硬い筋肉を僅かに裂き止まる。

 シーナの水の刃が獣人の背中へと降り、男の蹴りが刀を防いだ腕を襲う。

 だが、ガハルは動じない。荒い息を吐き、乱雑に両腕を振るう。筋肉で止まった刀が外れ、二人は逆方向へと弾き飛ばされた。

 ガハルは左右を睨み、舌打ちをする。予想したことではあるが、両腕の刀傷の治りが遅い。いまだ人間を遥かに超える治癒力を保ってはいたものの、万全の状態とは程遠かった。

 しかし一方で、敗北の可能性は微塵も存在しないとも見積もっていた。シーナの魔力を振り絞った一撃ですら獣人の太く硬い首を断つには至らない。そして、彼女が再びあのレベルの技を繰り出すことは不可能だ。それは先程シーナが放った水の刃の威力からも明らかだった。

 体勢を立て直した男がガハルへと飛び掛かり、水平の斬撃を放つ。シーナは痛む身体を押して攻撃のタイミングを合わせた。男が首、シーナが胴。ガハルはそれを素早いバックステップで避け、着地と同時に前へと跳ぶ。追って前方から襲いかかる水の刃を腕で振り払い、シーナを右爪で引き裂こうとする。シーナは刀を強く強く握り締め、それを受けた。塞がりかけた腕の傷が開き、血が迸る。男は止まった突き手を断とうと横合いから刀を振るう。

 ガハルはそのまま腕を押し切ろうかと一瞬逡巡し、しかし背後に飛び離れる。怪我の治癒が遅い。避けられる負傷は避けるべきだという判断だ。

 男の刀が眼前を通過し、続いてその陰からシーナが刀を構え突進するが、しかし彼女の斬撃はガハルの腕を浅く裂くに留まった。

 ガハルの魔力は尽き掛けているが、それでも持久戦となれば圧倒的に有利である。加えて、硬質化した毛皮の鎧により負傷の重いシーナは勿論、男の刀すら最早まともに通ることはない。鎧の維持には膨大な魔力消費も伴うが、それを差し引いても問題はない。

 だがガハルは、決死の表情で刀を振るうシーナに、戦いの最中にも成長を続ける男に、底知れぬ恐ろしさを覚える。

 徐々に押され始め、獣人は後退しつつ攻撃を捌く。既に満身創痍であるシーナの斬撃はさほど脅威ではない。水の刃もどんどんと精彩を失っている。そして、現状サポートに徹しているシーナが力尽きれば、残った男などどうにでもなる。

 シーナの刀を避けた先に、男の刀が待ち構えていた。黒い刃は鎧を裂き、二の腕の筋肉を切断し、骨へと至る。ガハルは舌打ちをし逆の腕で男を狙うが、そこへシーナの斬撃と水の刃によるカバーが入る。狙いは逸れ、男は腕を掻い潜り獣人の脇腹を斬りつける。

 ガハルの胸に、焦りと苛立ちが募る。男の成長速度が、シーナと合流してから更に上がっている。まるで、その目で見た彼女の技を真似るように、失っていた何かを取り戻してゆくかのように。

 続くシーナの顔面への突きを素早いバックステップで避ける。二人は地を蹴り、左右に分かれ迷いなく獣人を追った。

 ガハルは二人を睨む。男の斬撃はついに骨にまで至った。だが、腕すら断てぬ刀で首を断てるべくもない。男の成長がどこで止まるか、果たして獣人の首を断つ程まで成長するのか、定かではない。しかしどちらにしても、少女の体力は限界だろう。ガハルの勝利への確信は揺るがなかった。

「次だ。次は骨まで斬れる」

男が獣人を挟んで対角のシーナへと叫ぶ。ガハルは懸命に怒りを堪えた。

ーー不可能だ。そのような事、ヒト風情に可能なはずが無い。

 ガハルは一際大きく雄叫びを上げ、シーナの刺突を両手で掴み止めた。彼女の瞳が驚きに見開かれる。男が後方から迫るが、間に合わない。地を踏み締め、少女の頭を一撃に蹴り砕こうとした瞬間、地面がぬかるみ体勢を崩す。

 気付けば、二人の勢いに押され村の入り口まで後退をしていた。散乱した無数の死骸から流れ出た血がガハルの足を掬い、致命的な隙を生じさせる。ガハルは不格好に片膝を突き、背後を振り返る。男が高く跳躍し、大振りに刀を振り上げ獣人の首を狙っていた。致命的な斬撃の気配に体感時間が鈍化する。

 ガハルは右手一本でシーナの刀を押さえ込み、左の腕を掲げた。刀を止めるか逸らすかすれば、このままシーナか男のどちらかは確実に始末できる。男の黒い刀を睨み、直線的な刀の軌道を見極めた。

「奥義」

 思考の速度で進む世界で、少女の声だけが鮮明に耳へと届いた。

「雫落とし」

 視界の上方で水塊が数百の弾丸へと姿を変え、掲げた左腕へと降り注ぐ。魔力の尽きかけたシーナが放つ奥義は、以前獣人の腕を粉々に砕いたものとは比ぶべくもない。しかし水の弾丸はガハルの右腕の筋肉へ無数の弾痕の穿ち、刀の軌道上から弾き出した。

 男の視界が開けた。黒い刀を遮るものはもはや何もない。男が右から振り下ろした刀が獣人の首へ迫り、体毛を、体皮を、筋肉を裂き、骨へとぶつかる。

ーー硬い。

 柄を握る腕が痺れる程の衝撃に男は歯を食い縛り、刀に全体重を乗せた。獣人の首の骨がひび割れる。シーナが温存していた魔力の最後の一滴までもを絞り尽くし、刀を引き獣人の残った右腕の筋肉を断つ。

 男は刀を骨の表面で滑らせガハルの眼前へと着地し、獣人の顔を見上げる。千載一遇の機会。ここで首を断たねば即ち敗北。男は左下から斬り上げるように刀を構え、最後の一撃を放とうとする。

ーーダメだ。

 突如、脳裏に制止の声が響いた。男の意識が暗転する。


 男は深い森を歩いていた。周囲の茂みには無数の生き物の気配。そして皮膚を刺すかのような敵意。

 しかし、男はそれらを一切省みることなく、悠然と歩を進める。

 突如、茂みが大きく揺れ、無数の影が男へと飛び掛かった。男は無造作に腰の刀を抜き、振るう。その歩みは僅かたりとも乱れない。バラバラになった魔狼の死骸を背後に残し、男は歩き続けた。永遠に続くかのような獣道の果てで突如視界が開け、森の中の小さな草原へと出る。

「我に何用だ?」

 どこからともなく、泰然とした声が響いた。男は足を止める。前方の茂みから、人型の魔狼が三体姿を現した。獣人たちは同時に地を蹴り散開すると、三方から男へ迫る。男は一歩前へ踏み出し、正面から迫る一体の首へ、まるで虫を払うかのように腕だけで刀を振るう。刀は獣人の首の骨を半ばまで断ち、そこで止まった。男は僅かに目を細める。

 左右の獣人の爪が男へ触れる直前、一帯を揺るがすような轟音が鳴り響いた。二体の獣人が絶命し、倒れる。

「貴様…!我らが王に…魔狼王ガレド様に何用だ…!」

 首を半ばまで切断された獣人が全身を痙攣させ、血泡を吹きながら問う。茂みの中から、これまでの魔狼たちとは別格の何かが男へ殺気を向ける。男は獣人の頭から爪先までを見、首へ食い込んだ刀を引き抜きーー


 男の視界が現実と重なる。男は獣人の首へと迫っていた刀をすんでのところで止め、強く引き絞る。その視線は獣人の胸部。

 ガハルは勝利を確信した。男は硬い首の切断を諦め、急所である心臓を突こうとしている。だが、それは不可能であった。シーナが執拗に首を断つことに拘ったのは、当然理由あってのことだ。人とは身体の構造が異なる魔獣の心臓の位置を正確に把握している者などそういない。加えて、相手は人型に至るほどまで知性と魔力を高めた、希少な獣人。それに対して、分厚い胸筋と肋骨を避け正確に心臓の中心へ刺突を加えねば、命を絶つことは叶わない。

 ガハルは刀が引かれる一瞬の隙を突き、両足に力を込め、ぬかるむ地面を蹴り上へと跳ぶ。両腕の再生は終わっていないが、まだ足がある。ガハルは男の頭へと蹴りを叩き込もうと、男を見下ろす。

 刀の切っ先は獣人の身体の一点を狙ったまま、その動きを精密機械のように追尾していた。男の感情の欠落した瞳がガハルの顔を一瞥する。

 黒い刀が横に倒される。まるで刀身が伸びるかの如き滑らかな刺突が、獣人の肋骨を避け、胸筋をすり抜け、心臓を貫く。

 胸に刀受けたまま、ガハルは押し倒されるように仰向けに倒れ、吐血する。

「馬鹿な…貴様…!」

 口の端に血泡を浮かべながらも、尚ガハルは男を睨んだ。

「まだです!心臓を完全に破壊して下さい!」

 シーナは刀を杖に立ち上がり、叫ぶ。男はハッとガハルを見た。腕の筋肉がゆっくりと再生し始めている。その瞳に宿った殺意は一切の陰りが無い。

 柄を強く握り、刀を捻り心臓を破壊しようと試みる。だが、刀が動かない。ガハルは分厚い胸筋を引き絞り、刀を止めていた。

「我らは、二度とは負けぬ…」

 刀を更に押し込もうともするが、刀身はまるで動かない。

「こやつのような、黒い刀の持ち主なぞに…」

 ガハルは血走った目で男を睨む。

「あやつのような、白い刀の持ち主なぞに…!」

 血塗れの獣人の腕がゆっくりと動き、手の平が強く強く握り込まれる。すぐにでも致命的な打撃が襲い来る。男は刀を捨て退避しようと指の力を緩めた。

「いいえ、貴方の負けです」

 刀の柄頭に、シーナの細い指が添えられた。黒い刀は一瞬で氷のように冷え、白い霜に覆われる。霜は胸の傷に広がり、獣人の血液を、体毛を、筋肉を凍らせ、心臓にまで至る。ガハルの身体が大きく跳ねた。

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