主観
冬と春がまだまだ鍔競り合いをしているこの頃、暖かくなった時のために服を買いに行こうと、複合型商業施設(ショッピングモール)、別名田舎のオアシスに足を運んだ時の事だった。いろんな店が並んでる中一つだけ異様な雰囲気を醸し出しているスペースに並ぶ女子高生を見つけた。
決して先にそれに目をつけたのでは無い。
決してだ。
そこは占い屋であった。女子というのは本当に占い好きだなと思うのだが、正直男の僕には分からない。
そもそも形の無いものだしそんなの確率の話なのではと思ってしまう。神社やそこのお守りにしてもそうだ。昔からあるというだけで何故か何かを信じる。何かも分からないのに。形のないものに縋るなよ、と思いながら通っていった。
そんな事を思いながら服を買って帰宅した。久しぶりの外出ですごく疲れた。行ったことは無いが宇宙から帰ってきた後みたいな重力を感じた。明日のバイト大丈夫かなと思い僕は、
「どうか神様仏様明日、筋肉痛になりませんように。」
と、唱えたのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます