第4話

幸せ  kwmr



後日談



「えっ?君らみんな知ってたの?」

『あそこにいた全員知ってましたよ』

「彼女に告白した男も、祝ってくれたお客さんも、自分以外のバーテンダーも仕込みだった事?」

『当たり前じゃないですか。確かに、彼女が帰ったきたときは驚きましたけど、河村さんに告白したいから手伝ってくれって頼まれたんですよ。」

「はえ、彼女らしい」

『何も知らずにあの場にいたの河村さんだけですよ』

「まあまあとんでもないサプライズをどうも」

『ちなみに何で彼女は半年も来なかったと思います?』

「さあ、」

『別れ話をきりだす、ってことは事実だったらしくて、自分から相手に別れを告げたけどあまりにも辛くて涙が止まらなかったらしくて。こんなぐっちゃぐちゃな顔は河村さんには見せられない、なんて言って半年もずるずる引きずってたんですよ』

「可愛いかよ、」

『その話聞いたバーテンダーみんな彼女に惚れてたんですからね』

「はいはい俺のだから取るんじゃない」

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幸せ n. @black__sweet__

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