第4話
幸せ kwmr
後日談
「えっ?君らみんな知ってたの?」
『あそこにいた全員知ってましたよ』
「彼女に告白した男も、祝ってくれたお客さんも、自分以外のバーテンダーも仕込みだった事?」
『当たり前じゃないですか。確かに、彼女が帰ったきたときは驚きましたけど、河村さんに告白したいから手伝ってくれって頼まれたんですよ。」
「はえ、彼女らしい」
『何も知らずにあの場にいたの河村さんだけですよ』
「まあまあとんでもないサプライズをどうも」
『ちなみに何で彼女は半年も来なかったと思います?』
「さあ、」
『別れ話をきりだす、ってことは事実だったらしくて、自分から相手に別れを告げたけどあまりにも辛くて涙が止まらなかったらしくて。こんなぐっちゃぐちゃな顔は河村さんには見せられない、なんて言って半年もずるずる引きずってたんですよ』
「可愛いかよ、」
『その話聞いたバーテンダーみんな彼女に惚れてたんですからね』
「はいはい俺のだから取るんじゃない」
幸せ n. @black__sweet__
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます