明日香はドタバタと音を立て散歩の準備をした。






明日香が玄関で靴を履く、ポムは未だかと顔を見る、


不意に後ろから声が掛けられる。






「明日香、もう外は暗いからお父さんも一緒に行くよ。」






「え、うん分かった。」








近くの公園。






「…


今度の休み、一緒にどこか行くか…


そうだな、遊園地がいいか?」






「本当に?



ポムは連れて行けるの?」








「…


留守番かな。」








何て言えばいいのか分からない、


明日香の嬉しそうな顔が複雑な気持ちからか、


歪む。






ポムを残して出掛ける事に後ろめたさを感じているようだ…


ポムからすれば、学校に行ってる時も遊びに出掛けてる時も、


同じ留守番に代わりはないのだが。

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