数日後。






洋一と美奈子が休みの日、家族で出掛けた。






明日香が話す。


「ねー、何処に行くの?」






「近くに小さな丘があるでしょ、そこに行くのよ。」


美奈子が答えた。








洋一は油絵のセットを持ち、美奈子はバスケットにサンドイッチと水筒を持っていた。








約三十分掛けて丘に着いた。






娘達とポムが丘で遊び始めた、他に人は居なかった、


洋一は油絵の準備をし描き始めた。






「あなた、どうですか?」






「うん、良い感じかな。」






洋一は実は画家を目指していた、


沢山の風景画を描き、コンクールや色々人に見せて回っていた。






そんな中、目を掛けてくれたのがある起業の社長で洋一を凄く気に入ってくれた、


でも全然芽が出ず日々が過ぎていった。






そして、社長に色々世話になっている時に、偶然社長の親戚の美奈子に会ったのだった、


二人は直ぐに付き合い結婚する事になった。






洋一は結婚を期に画家を諦めると社長に話した、


社長の出した答えが美術館の副会長で絵は描き続けなさいという事だった。

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