思い空気の中洋一が答えた。




「母さんは…






また、仕事することになった、


看護婦のお仕事だよ。」






一体何故こんな重たい空気を作ったのか疑問に思う今日子だった。






「なーんだ、びっくりした、


出ていちゃったのかと思ったよ。」








「さらりと、何て事言うんだ今日子…


週三日ほどだけど、やっぱり人手不足でって頼まれたらしい…




これからは今日子と私で頑張っていこう。」






「ふふふ、やっぱり出ていったみたいな言い方、ふふふ…


大丈夫だよ、もうじき中学生だよ私、


皆普通に留守番とかしているし、


それぐらい私だって出来るから。」






「よかった、頼んだぞ。」






「はい、お父さんの面倒は私が見ます。」






「おう、






…あれ?…






いや、明日香とポムを頼むよ。」






「うん、分かってた。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る