しばらくして紗英が帰り、洋一が帰宅した。
洋一はカバンを置くと、娘達に声を掛けた。
「よし、散歩に行くぞ。」
近くの公園。
公園に付くまでの間、人や車に注意しながら歩いた、
まだ小さくてたまにぴょんっとポムは跳ねる、
不意に飛び出して人や車に踏まれてしまうんではないかと肝を冷やした。
歩いて五分なのにこれ程疲れるとは、娘達もまだ小さいから気を付けなければならない、
三つ分の命に気を使う状態だ。
散歩に行くには、袋、ティッシュ、おしっこ用に水が必要になってくる。
公園に付き洋一は一息ついた。
「よし、ここまで来たら大丈夫だな。」
明日香がリードを持つ。
「明日香、今日子公園から出ちゃ駄目だぞ、リードは離すなよ。」
娘達とポムが公園を走り回る。
洋一は静かにその光景を目に焼き付けていた、
段々と日が傾き、空が夕焼けに変わろうとしていた。
「さあ、帰ろう。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます