「うん、ポム可愛いよー、


でも、あんまりポムをもみもみしないで。」


明日香は少し泣きそうになっていた。






「あ、ごめんね明日香ちゃん。」


紗英はポムをゲージに戻した。






直ぐに明日香が抱っこし紗英と同じ事をし始めた。






紗英はそんな明日香を見ながら。


「あんたたち姉妹って…


似てるよね。」






「え、そう?


そんなことないよー、明日香と紗英の方がそっくりだよー。」








「いや、意味わかんないから、それ。」






今日子が冷蔵庫からオレンジジュースを取りだし、コップに注いだ。




「紗英、飲むでしょ?」






「うん、ありがとう…


あ、散歩とか行かないの?」






「とりあえず、お母さんかお父さんと一緒じゃなきゃ駄目なんだって。」






「へー、今日子の親って過保護なんじゃない。」






「…籠には入ってないよ。」






「うん、それ予想出来た。」






「だから、入ってないって。」






「…」

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