来たその日に、家族の中心になってしまった仔犬、


毛色はクリーム色で、小さく立った耳は黒い、尻尾は短めでくるんと丸まっていた。






顔は丸く鼻と口が少し尖って出ていた、確かに、チワワ、パグ、ポメラニアンを足して割った雰囲気を持っていた。






でも、見た目やイメージは人それぞれ変わるから、きっとバラバラのものが思い浮かんでいるでしょう。








次の日、美奈子と娘達が動物病院に行く。






如月動物病院。






年は五十代位の男性が営む動物病院だ、スタッフを数名抱え急な患者にも備えている。






如月医院長。


「今日はどうしました?




…あれー小さいですね。」






美奈子は一通り経緯を話した。






「で、飼うんですか?




予防注射は後一ヶ月してからのほうがいいかな。」






如月医院長から、細かな指示を受け帰る事にした。

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