「その依頼、僕にやらせてください。」






二階から下りてきたヤルモが村長に言ったのだった。






村長


「おお、貴方は…巨大イカたちから村人を助けて下さった冒険者じゃないですか!?もう、大丈夫なんですか?」






ヤルモ


「はい、ご心配をかけました…僕はアトランプニ出身のヤルモと言います。」






村長


「ヤルモさん…では、巨大イカ討伐をお願いします。」








ハルー


「ちょっと、待ってくれ…まだ子供じゃないか?しかも一人で何て馬鹿げている。」






ヤルモ


「僕は、行きます。」






エリー


「……私たちが村を出たばかりの時と同じ位の年ね。」






デジャブ


「エリー、私たちが行かない何て言えないんじゃないか?」






エリー


「……ハルー、本当に大丈夫なの?」






ハルー


「大丈夫さ…行こう、巨大イカたちをイカ素麺に…」






デジャブ


「ぶつ切りのな……ヤルモ、私たちも参加するぞ。」






ヤルモ


「うわ、犬がしゃべった…」






デジャブ


「……(何故だ今まで、村長や村人も気にせず普通に会話していたのに……)私は、狼だ!!名前はデジャブと言う。」






ハルー


「俺は、ハルーだ、腹に妖魔人が入り込んでいる……」






エリー


「何…その説明は…私は、エリー魔術師よ、貴方は?」






ヤルモ


「僕は、ヤルモと言います…アトランプニで道具屋をしているじいちゃんのあとを継ぐ為に、大陸一周を命じられ旅に出ました。」






エリー


「大陸一周とか、本当にする人いるんだね。」






エリーがハルーを見ながら言った。






ハルー


「ん?ポピュラーさ。」






デジャブ


「大陸一周はルイープニの神官たちが他の街の事を知りたくて、冒険者に吹き込んだ事だ。」






ハルーは聞こえないふりをした。

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