朝早く、神殿に訪れた二人。






ハルー


「あのーすいません?誰かいませんか?」






神官


「どうしたのかね?こんな朝早く……君まだ子供じゃないのかい?


まさか冒険者のつもりかね?」






ハルー


「はい、俺は、冒険者になりたいです。」






エリー


「私たち、村を出てきたの…掟を破ってしまったから戻ることも出来ないの…」






神官


「この世界を生き抜く為の力を授ける…後は君たちしだいだ…幼くても自身の力で生き抜かればならない。」






神官は二人の頭に手をおき叫んだ。






「オープンザ…クリエイティブー。」








ハルー


「なんだ!?何なんだ!!


剣が俺を呼んでいる。」




ハルーの頭の中に剣技がめぐる。






エリー


「…魔法…私には、魔法が……」






神官


「そうかい…君は剣士で、貴女は魔術師のようだね、鍛練をつんだらまたおいで、新しい道が開けるかもしれない……ところで、君たち……


タヌミューをつれているんだね。」






ハルーとエリー


「タヌミュー?」






ハルー


「これ…たぬきだったのか!!ねこじゃなかった…」






エリー


「まぁーよく見たらたぬきね…たぬき見たことないけど…」






神官


「たぬきでもねこでも、ミュー族は無限袋を持っているからね、大事にしなさい。」






ハルーとエリー


「はい。」






…………現在。








ハルー


「いやー、犬っぽいなとは思ったけどたぬきだったとはね。」






エリー


「そうね、あれからタヌミューと一緒に戦ったわね。」






ハルー


「タヌミューは後ろに隠れてるだけだったけどな…」






エリー


「何いってるのよ、何時も薬草とか貰ってたじゃない。」






ハルー


「そうだけどさー、タヌミュー喋らないからな…」






エリー


「ミュー族は話は出来ないって、神官様もおしゃっていたじゃない。」








ハルー


「本当に喋れないのか?」






ハルーがタヌミューをつっついた。






タヌミュー


「ミュー。」

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