港街サカナトレールは白い石をベースに家が作られていた、あまり広くないその街は、潮風に守られているように、暖かく和やかだった。






ヤルモ


「ネコミュー、折角だから海の近くの宿屋に泊まろう。」






ネコミュー


「分かったミュー。」






海の匂いが段々と濃くなり、潮風が心地よく通りすぎた、そして、聞こえる波の音……




「きゃー、助けてー。」








ヤルモ


「なんだ?」






悲鳴がした海の方に走る…砂浜には、沢山の巨大イカが暴れていて、触腕を振り回し船を砕き、人を捕まえていた。






ヤルモ


「巨大イカ……」






約十メートルの巨大イカが直立していた。








両手を前に出して、魔銃を構えた。








………

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