地面を転がるヤルモ…そうこの世界は、殺るか殺られるか、生きるか死ぬかなのだ。






ヤルモは地面を転がりながらも、魔弾を放つ、キリリンの追撃を防ぎ、あばよくば隙をつき大ダメージを与えられる、死を目の前にしてヤルモは戦い方を見つけ出したのだった。






キリリンは追撃の為にジャンプしこん棒を降り下ろそうとしていた、空中で身動きがとれないキリリンはまともに魔弾をくらった。






「ギシャー。」






今度こそキリリンを倒した。








ヤルモ


「ごほっごほっ…いててて…流石に死にそうだったな…」






ネコミュー


「大丈夫ミュー?」






ヤルモ


「うん、平気だよ、これでも古の遺跡で散々戦って来たからね…でも、早く街につきたいな。」






ネコミューの口から薬草を取りだし使った。






野生動物や魔法生物、魔物、この世界は、危険で溢れていた、ネコミューぐらいだろ、のんきなのは。






古の街を出てから、四日後港街サカナトレールについた、予定より一日多くかかった。






ヤルモ


「よし、ついたー、休もう…いや、戦利品を売って何か買おうー。」






ネコミュー


「ミュー、買い物ミュー。」








道具屋に入り、主人と離す。






「いらっしゃーい、お、お客さんネコミューをお持ちなんだねー、もしかして大漁かな?」






流石港街、大物客を大漁とよぶ。








ヤルモは戦利品を並べた。








「ふーん、キリリンのこん棒にスライミューの肝……ふーん、D級ばかりだねー、残念だなー、まぁー君まだ子供だもんね、生きてただけでモウケもんだよねー。」






ヤルモ


「ああ…はい…」






その時、ネコミューが何やら吐き出した。






「うわっ、お、これは……月妖石に古代機石じゃないかーこれは古の遺跡のレアもんだよ、あんた子供なのに、地下二十オーバーしたんだね!?


つわものだねー、よし、全部で…三万プニでどうかな?」






ヤルモ


「ネコミュー、これ貰っていいの?」






ネコミュー


「いらないミュー。」






「よし、三万プニだ、にいちゃん命大事にが冒険者の心得だぜー。」






ヤルモ


「はい、ありがとうございます。」






ヤルモは道具屋を出て宿屋に向かった。image=484849670.jpg

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