空を覆う巨大な生物、全長五十メートルはありそうな、怪鳥シーズーズーあらわる。
丸く平べったい縞模様の腹、クジラをべったんこにしたような体、背中は白い毛と背びれがあり顔はシーズーそのものだが体に合わせて平らに、巨大なひれや尾びれがあるが動かさずゆっくりと空を進む。
ヤルモ
「シーズーズーだ…」
シーズーズーはゆったりと降下し、ウシガメをひと飲みにする。
ヤルモ
「やばいな…飲まれる前に、逃げよう。」
ヤルモは走った、シーズーズーが作った闇を越える。
ヤルモ
「あれ!?ネコミューがいない…まさか!!シーズーズーに飲まれた…のか…」
ヤルモがネコミューの名前を叫ぶ。
すると地面から何かが浮き出てくる。
「ミュー。」
ヤルモ
「ネコミュー!!無事だったのかーていうか…自分だけ地面の下へ逃げていたんだね…」
ネコミュー
「ミュー。」
ヤルモ
「いやはや、もはや、ミューだね。」
ネコミュー
「ミュー?それは何ミュー?」
ヤルモ
「気にしないで…行くよネコミュー。」
ネコミューを頭の上に乗せ、ヤルモは南を目指すのであった。
「シャー。」
突如、目の前にキリリンが現れた!!
キリリンとは体はチンパンジーに似ているが、顔がキリンにそっくり…えっ説明が無くても予想が出来るって……しょぼーん。
キリリンはこん棒を振り回した、
「シャー。」
ネコミュー
「ミュー。」
ネコミューがすかさずキリリンの頭上に飛び注意を引く。
ヤルモ
「ありがとうネコミュー。」
炎と氷の魔弾がキリリンに命中する。
「シャー。」
キリリンは倒れた。
そして、起き上がった。
ヤルモ
「にゃー、なんて事だ…」
「シャー。」
キリリンのタックル、ヤルモはぶっ飛んだ。
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