ヤルモ


「…ネコミュー、僕の名前は…ヤルモ・ドルフニー・エルカトーレ・バニッシャン、って言うんだ!!よろしく。」






ネコミュー


「…よろしくミュー、ヤルミュー。」






空中をふわふわ浮かび、ゆらゆら揺れながら、先導するネコミュー…たまに、空中を転がるゴロゴロと。








的確な道案内で、あっという間に遺跡から脱出が出来た。






ヤルモ


「ありがとう、ネコミュー、あーもう夕焼けだー。」






ネコミューはヤルモの頭の上に乗った。








ネコミュー


「疲れたミュー、休むミュー。」








ヤルモの頭の上で器用に寝るネコミュー、遺跡の中では何故か魔物に出くわさなかったが、外に出たら草原に野生動物がいた。






ヤルモ


「ウシガメだ…」






亀の形をした生物で模様が牛で角がはえている、普段は寝ていて草しか食べないが、とても美味しく人に狙われやすい動物だ。








ヤルモ


「よし、今夜はウシガメの鍋にしよう。」








ヤルモが魔銃を構え、狙いを定める……






ヤルモ


「いーけー。」








バンバンバン。








「ぐもー。」






ウシガメに魔弾が当たったが固い甲羅に弾かれ、怒りをかった。








突進してくるウシガメ、ヤルモにぶつかる瞬間になんとネコミューが……






飛び立ち避けた、ヤルモはウシガメの体当たりをくらった、そして、ウシガメはそのまま走りさった。






倒れたヤルモにネコミューが近付く。






ネコミュー


「大丈夫ミュー?」






ヤルモ


「ネコミュー、大丈夫だから、突っつかないでくれるかな。」






ネコミューはヤルモのほっぺを突っついていた。image=484156025.jpg

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