勇者という言葉がファンタジーで職業めいて乱用されるようになって久しい。だけど本来、勇者とは職業ではなく、勇気ある者を指す言葉だった筈。この物語は勇者が出てくるファンタジーの典型的な要素で構成された作品で、勇者には奇抜な設定が施されていますが……この勇者の精神はまぎれもなく真の勇者、勇気ある者です。そしてそれ故に、爽やかで良い作品になっていると思います。
女神によって勇者となった主人公・カゲロウ。しかし、ステータス全てが1となる史上最弱の勇者であった。TOUGHならぬTOUFU(とうふ)メンタルで次々と勇敢に進みますが、とにかく死にまくりです。果たして主人公は生き残ることができるのか?