第7話 星の守護者

  ジャックはそらから【Blue・Forceブルー・フォース】にいた赤子との出会いに思案する。


  (何故【超威者】であるこの私がこのような

  三次元にいるのだ?

  あの小さな赤子に召喚されたのだ?分からぬ

  元の場所に転移した筈が 、何故まだこの星にいるのだろうか)


  (特に何を急いでいる訳でもなし、折角顕現した体と名前があるからな。しばらくこの星で過ごしてみるか)


  ジャックの周りを。赤・黄色・青・緑・黒・白・虹色の光球達が楽しそうに飛び交っている。

  虹色の光が

  【アレンちゃん、可愛いかったよねぇ。また遊びたいなぁ】

  黒の光が

  【ぷっくらとしたほっぺた最高だったよねぇ】

  緑の光が

  【私、それ見てたけど、アレンちゃんガチギレしてたよ~】

  白の光が

  【なんかね。プニプニ・プニプニ・プニプニプー!!!って】

  水色の光が

  【でも、もう大人になっちゃったよね.......】

  赤の光が

  【だねぇ~、チョモランマになっちゃったよね】

  黄色の光が

  【私は大丈夫だよ。全然いける.......むしろ・(ボコッ!!!)ぎゃっ・・・】

  虹色の光が

  【言わせねーよ。それ以上.......色々戻れなくなるぞ】



 

  「・・・ジャック・ザ・ジョーカー」


  【何故か、この星の行方を見守る事が私である為に必要に感じてしまう。彼にスイッチを入れたつもりが実は逆だったのかもしれないね】


  【他の悪魔がまた彼の所にくるかもしれない。

  エミリーとの約束もあるし、私が直々に見ることにしよう】






  「お前達、しばらくこの星に滞在するぞ」


 

  『わぁーい!!!、またアレンに会えるーーー!!!』




  『超威顕現【星の守護者絶対不可侵領域】』

 

  ジャックがパチンッと指を鳴らすと

  ブルーフォースの周りに大きな次元空間の膜がはられた。

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