「ひぐっ、ぐ、ぅぅ、ぁ、っぐ……ッ」

「……」

「うぐぅ……、ぁぁ、うぎぃぃッ」

「悪かったって」

「ぉぅぅおぉぉぉぅぉぉ……っ！」

「勝手に食べたのは悪かったけどさ、ポテトチップスひとつにそこまで悲しまなくても……」

「うわぁぁぁあああ！！」

「ああ、もう……、ていうかだ。一袋ならまだ俺も分かる所がないわけじゃないんだが、本当に一枚じゃん。俺が食べたのは紛れもなく一枚じゃん。それでそこまで泣くとか逆にお前のケチさがどうなのよって」

「うわぁぁぁあああ！！」

「ごめんって……」

「ジュース一本で手を打とう」

「嫌だっての」

「うわぁぁぁあああ！！」

「はァ……、コンビニ行くか？」

「行くーッ！」

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