第24話 恋人同士の意味のない時事ネタ会話


「節分ってさ」


「ああ」


「まずは鬼はーそとって扉をあけて豆をまいてから、すぐに扉を閉めて福はーうちってやるんだって」


「へえ」


「でも、扉を閉めているのにじゃあどこから福はやってくるんだろうね」


「それよりも」


「うん?」


「節分が終わってるこのタイミングでそんな話されても、実行できるの来年じゃねえか」


「あー」


「せめて節分の前にしろよ……」


「そもそも豆まいてないけどね」


「掃除が大変だからな」


「来年も一緒に居ようね! ってオチでひとつ」


「居るけどさ」


「おやおや、ノロケですかぃ」


「何キャラだよ。てか、居ないつもりで付き合いはしねえだろ」


「それな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る