第7話 美音家訪問
美音 (なんでいきなりくるのよ・・・・・しかもお姉ちゃんまで・・)
(今回凌げばしばらくは来ないだろうし、どうにかごまかそう・・)
(明さん、冷静だったな・・・いつもはふわっとしてるのに)
(・・・・・・・/// なに馬鹿なこと考えてるんだろ・・・)
~訪問当日~
明 「とりあえずこれをお家に置いといてください」
美音 「わかりました」
明 「16時くらいに一度メール入れてからインターホン鳴らしますね
それじゃ!後ほど」
美音 「お願いします・・・」
(ピンポーン)
美音 「ほんと急に来るわね・・」
美音姉 「やっほー久しぶり~悪いわねー新婚生活邪魔しちゃって~」
美音 「ほ、ほんとよ」
美音姉 「しかし男っ気がまったくなかったあんたがねぇ、ところで旦那は~?」
美音 「し、仕事で16時くらいに帰ってくるわ」
美音姉 「じゃーそれまで色々と話し聞かせなさいよね~」
美音母 「ちょっとお姉ちゃん玄関で話てないで早く入りなさい!お父さんも!」
美音父 「お前らが邪魔で美音が見えないじゃないか」
美音 「今、お茶入れるね・・」
美音姉 「なんか久しぶりに来たけど相変わらず殺風景な部屋ね、旦那も
地味な感じなの?」
美音 「失礼ね、必要ないものはいらないだけ、明さんもそういう人なの」
美音母 「突然結婚したなんていうから、、まったく、、待ってようかと
思ったんだけどお姉ちゃんが、待ってるといつまでも来ないわよって
言うから来たって訳」
美音 「ちゃんと紹介しに行く予定だったわよ」
美音姉 「どうだか~」
美音 「それよりお姉ちゃん、旦那さんと雄太くんは大丈夫なの?」
美音姉 「大丈夫大丈夫、うちはちゃんと旦那の教育なってるからね~」
美音 「・・・・・あっそぅ」
美音父 「今日は明君には会わせてもらうけど、近いうちに向こうのご両親にも
ちゃんと顔合わせさせてくれよ」
美音 「わ、わかってる」
美音母 「向こうのご両親にご挨拶はいったの?」
美音 「来週行く予定、明さんのご両親は近くに住んでるから・・・」
美音母 「ちゃんとご挨拶してきなさいよ!」
美音 「だからわかってるって!」
美音 (結婚したらしたでめんどくさい・・・・)
美音姉 「あんたちゃんとご飯作ってあげてるの?ってか作れるの?」
美音 「つ・・作ってるわよ・・一応」
美音姉 「へぇ~顔は姉の私からみても何万人かに一人ってくらいの顔だけど
男っけなしで家庭には不向きの人間だと思ってたわ」
美音母 「ちょっとお姉ちゃん言い過ぎ!美音だって家庭的なところは
あるわよ!掃除だって几帳面だから丁寧だし、ただ・・・
料理は・・・・ねぇ・・」
美音 「だからちゃんとやってるって!」
美音姉 「それにしては料理道具があんまり見当たらないけど?」
美音 「!!!」
美音 「ちゃんとあるわよ!」
美音 (よく見てるなぁ・・・男性物散らばせといてよかった。。。。)
(ピロ~~ン)
明 (もう少ししたらあインターホン鳴らしますね)
美音姉 「なになに~今から帰るよメールですか~初々しいね~」
美音 「そんなんじゃないわ」
美音父 「明君はお酒は飲むのか?」
美音 「た、多少なら飲む・・・かな」
美音父 「良かった、一緒に飲む為にこれ持ってきたんだからな~」
美音母 「これで良しっと、ある程度は作って持ってきてるからあとは美音が
作りなさいよ」
美音 「きょ、今日の夜は外食かと思って材料買ってきてないよ」
美音母 「え~なによもぅ、折角なんだからお家で食べましょうよ」
美音 「じゃぁあとでコンビニでも行ってくるよ」
美音姉 「新婚の旦那にコンビニとかありえね~~」
美音 「今日はしょうがないじゃない!」
(ピンポーン)
美音 (来た・・・・)
明 「はじめまして、御手洗明と申します」
美音 (スーツで・・・)
美音父 「初めまして、美音の父です」
美音母 「母です」
美音姉 「姉で~~す!」
明 「この度はろくに挨拶のもいかずいきなり籍まで入れてしまい申し訳
ありませんでした」
明 「非常識なのは重々承知の上です本当に申し訳ありません」
美音母 「良いのよ~美音と一緒に決めたことなんでしょうからそれに
そちらのご両親にもまだ挨拶してないんでしょ?」
明 「はい、近いうちすぐ行く予定です」
美音父 「まぁもういまさら咎めるつもりはないよ、とりあえず足をくずしなさい」
明 「失礼します」
美音姉 「なによ~挨拶も来ずにいきなり結婚するくらいの男だからもっとダメな
人かと思ったら、ちゃんとしてるじゃない~」
美音 「ちょっとお姉ちゃん失礼じゃない!」
明 「いや、実際大事な娘さんと許可なく結婚したんだから何言われても
しかたないしもし僕に娘がいたとしたらやっぱり良い気はしないから」
美音 「・・・・・・」
美音父 「まぁもういいじゃなか!とりあえず明君、飲もう!」
明 「はい!」
美音父 「いやはははぁ~明君~、美音をよろしくたのむよ~~~」
明 「もちろんです」
美音姉 「明~お前なかなかの男じゃねーか~!ウップゥ、どんどん飲めや~」
明 「まさかお姉さんと同い年とは~」
美音姉 「良い奥さんもらったな~オイ!こんな美人稀だぞ稀!」
美音 「みんな飲みすぎ・・・」
美音母 「うぅぅ~ZZZ」
美音 「もう適当に雑魚寝して・・・・」
明 「美音さん、みんな寝たので僕はこのまま帰ります。朝一で仕事に
行ったとでも言っておいてください」
美音 「え、でもこんな時間じゃ、朝までいてもらってかまいませんよ」
明 「そういう訳にもいきませんよ、そこら辺からタクシー拾うんで
大丈夫です」
美音 「・・・・・・・・・・・・・そうですか」
明 「来週はうちの方、宜しくお願いします、じゃ!」
美音 「今日は、あ、ありがとうございます」
明 「・・いえいえ、仮でも夫婦ですから笑」
美音 「・・・・・・・・」
同僚B 「御手洗~」
明 「お前か、おはよう」
同僚B 「お前かーじゃねーだろ、恋のキューピット様だぞ!」
明 「・・・・・・まぁたしかに」
同僚B 「っで、いつ会わせてるんだ?」
明 「今週ならどこでも大丈夫そうだけど」
同僚B 「じゃー明日、いつもの居酒屋でどうだ?」
明 「あ、あそこ~?まぁ聞いてみるよ」
同僚B 「んじゃよろしくな~」
明 「はぁ・・・・気使うなぁ」
(ピロ~ン)
美音 (明さんからだ)
明 (明日、この前言っていた同僚との顔合わせどうかなと思ってメール
しましたがご予定はどうでしょうか?)
美音 (しかたないわよね・・・・・了解ですっと)
明 (よかった~)
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