第30話修行についてっても大丈夫だよね?
森に到着すると、魔物があらわれた。ヘビの魔物だった。
「神速剣!」
湊が一瞬で切断した。
そして森を進むと次はマントを被ったこどものような魔物があらわれた。ベビーマジシャンだ。
そしてベビーマジシャンが何かを唱えると炎の槍がとんできた。
「空間制御!」
湊が制御空間を出現させるとそこに飛んできたファイヤジャベリンが反転しベビーマジシャンに反射され直撃した。しかし倒すまではいかなかった。
「トドメです!エアカッター!!」
すると風の刃がベビーマジシャンを切断した。
「さあ、先に行きましょうか。」
そしてさらにしばらく歩くと洞窟にたどり着いた。
「ここみたいですね。」
「うん、中はずいぶん暗いね。」
そして湊が洞窟に入ろうとする。
「あ、待ってください。辺りを照らせ、ライトボール!」
宙に光の玉が出現する。
「これで大丈夫です。さあ行きましょう。」
洞窟に入るとさっそくソードゴブリンが1匹現れた。ゴブリンが剣を振り上げて飛びかかる。
「空間制御!」
そして制御空間に入ったゴブリンの剣はベクトルを変化され折れた。そこへすかさず湊が一撃をいれる。
「ツインスラッシュ!!」
2本の剣でソードゴブリンが切断された。
「湊さん、さすがですね。空間制御も使いこなしてきましたね。」
「まぁ、複数で攻撃されたらまだ難しいんだけどね。」
湊が答える。
すると続けざまにソードゴブリンが現れた。次は3匹だ。
「これは空間制御じゃ難しいかな。よし、ダブルサーキュラー!!」
すると湊が片方の剣を前方に突き出し突進する。それが1匹のゴブリンを突き刺し、もう片方の剣でもう1匹のゴブリンに向かって斬りおろした。
「よし、あと1匹!シグナス・オンスロート!!」
湊がゴブリンに飛び込むと2本の剣で十字に激しい斬撃をくりだした。
ゴブリン3匹はあっという間に湊に倒されてしまった。
「よし、だいぶこの剣にも慣れてきたよ。ほのかちゃん、先へ進もう。」
私はゴブリンの剣を回収していた。
「あ、はいっ!」
そして湊の後を追う。
「湊さん、大丈夫ですか?少し疲れたんじゃはいですか?」
私は湊に尋ねる。
「まぁ、少し疲れたけどまだ大丈夫だよ。」
湊が答える。
「まぁ、ムリしないでくださいね。あっ、敵がきす!!数は10です!」
未来視で予知した。
するとすぐにソードゴブリンの群れがやってきた。
「10匹か。多いね。」
「私も手伝いましょうか?」
「いや、大丈夫。ほのかちゃんは離れてて!」
湊がそう言うとゴブリンの群れに飛び込む。
「エンド・リボルバー!!」
両手の剣を広げると高速回転し、ゴブリンたちを斬りつける。周りにいた6匹を切り刻んだ。
「よし、あと4匹!」
すると1匹が剣を振り上げて飛び込んできた。
片方の剣でそれを防ぐともう片方の剣でゴブリンを斬った。
「神速剣!!」
そして散り散りになっているゴブリン3匹のうち1匹を超高速で斬った。
それを見た残りのゴブリン2匹が逃げ出した。
「ボクが逃がすわけないじゃんか。神速剣・真神煉獄刹!」
超高速で逃げるゴブリンの先に回り込み2匹とも切り刻んだ。
「湊さん、やりましたねっ!すごいです!」
私は湊に駆け寄った。すると湊が片膝を地面についた。
「ごめん、ほのかちゃん。さすがに疲れたみたい。ちょっと休ませて。」
そして湊が座り込んだ。
「湊さんはそこで休んでてください。私は剣を回収しますね。」
私がゴブリンの剣を回収していると、新たなゴブリンが1匹あらわれた。
「キィィーっ!」
ゴブリンが叫びながら私に飛びかかってきた。
「トルネードファング!!」
強烈なかまいたちがゴブリンを切り刻んだ。
「もう、邪魔しないでくださいっ!」
私はそう言いながら今は倒したゴブリンの剣も回収する。
そしてしばらく休むと、湊が話しかけてきたた。
「もう大丈夫。さぁ、先へ進もう!」
その後も何匹かのゴブリンを倒しながら進んでいくと、かなり大きな空洞にでた。
「湊さん、気をつけてください。何かいます。ソードゴブリンじゃないですっ!」
ライトボールで照らすとそれはあらわれた。
3メートルはある巨大なゴブリンだ。その手にはオノを持っている。
「お前たちか。俺の下僕どもを殺したのは。」
ゴブリンが話しかける。
「!?しゃべった?このゴブリン知能がある!?」
私たちが驚いているとゴブリンが話しかける。
「俺はゴブリンロード。ザコどもと一緒にするなよ人間。この俺がじきじきに切り刻んでやろう!!」
するとゴブリンがオノで斬りかかってきた。
体が大きいのにすごいスピードだった。
「空間制御!!」
振り下ろしたオノが弾かれる。
するとゴブリンは同時に反対の手で腰から剣を取り出し横から湊に攻撃した。
「テレポっ!!」
私はとっさに湊にテレポで駆けつけさらにテレポで移動しゴブリンから距離をとる。
「助かったよほのかちゃん。今のは危なかった。まさかもう1つ武器がでてくるとは。もう大丈夫、油断しないよ。ほのかちゃんは手を出さないでね。これはボクの修行だから!」
そう言うと湊がゴブリンに向かう。
ゴブリンがオノを振り下ろしてきた。
「神速剣!!」
高速でオノをかわし、オノを持っていた右手を切断する。
「おのれ人間!!」
ゴブリンが左手で剣を振り下ろした。それを2本の剣で受け止める。そして後ろに飛び、一度距離をとる。
そして何度もゴブリンが剣を振り下ろすのを防御していく。するとゴブリンの攻撃が大振りになったのを湊は見逃さなかった。
「ウォーパルストライク!!」
大振りに振り下ろした剣をかわすと湊が剣でゴブリンの足を一突きした。
ゴブリンが片膝を地面についた。
「エクスバーストギャラクシーっ!!」
湊が双剣で16連撃をくわえ、さらに後ろに回り込みトドメの一撃をいれた。
「ぐ…俺が人間ごとき…に…。」
そう言うとゴブリンは倒れた。
「さすが湊さんですね。一人で倒しちゃうなんて。」
「そんなことないよ。ボクなんて先輩に比べたらまだまだだよ。さぁ、帰ろうか。」
「はいっ!じゃあいきますよ。テレポっ!」
そしてゴブリンロードを倒し洞窟をあとにした。
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