第6話 細かいテクニック
小説を書く上でのテクニックを紹介します。
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1.主人公は、不幸どん底スタートの方が動かしやすい。
2.読者の予想を良い意味で裏切る、ワンランク上の結末を目指す。
3.フィクション作品は、不自然でご都合主義だからこそ魅力的。
4.資料調べで、調べた量の2割を使う程度が妥当。
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1.主人公は、不幸どん底スタートの方が動かしやすい。
主人公がレベルアップして、下克上するほどドラマチックな展開が作れるため、主人公の初期設定は、不幸なほどストーリーを進めやすいです。
不幸な分だけ、たくさんの幸せが手に入るエピソードを作成可能です。
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2.読者の予想を良い意味で裏切る、ワンランク上の結末を目指す。
普通に展開して、Aを選ぶか、Bを選ぶか、みたいな選択肢を見せておいて、両方取りや、Cを選択などの意外性が魅力的です。
ただ、推理小説のラストで、「実はこういう設定がある」とか「実は、こういうエピソードがあった」などの後出しで材料を出して、話を展開するのは嫌がられます。
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3.フィクション作品は、不自然でご都合主義だからこそ魅力的。
フィクション小説は、現実の日常が退屈な人の読む娯楽です。
ノンフィクションが好きなら、実録ルポや、新聞などを読みます。
読者が小説に求めているのは、リアリティではなく、理想や刺激です。
話の多くがハッピーエンドで終わったり、キャラクターが美男美女だらけだったり、不自然なご都合主義な展開も、読者が望む内容であればありです。
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4.資料調べで、調べた量の2割を使う程度が妥当。
専門知識を調べると、調べた情報の全てを活用して、全ての知識を作品内で解説したくなります。
しかし、それをしてしまうと話の腰が折れたり、不自然な展開になりがちです。
裏設定として、ここはこういう理論でこうなっているとか設定しても、話の腰を折る場合はあえて語らない方が良いです。
以上。
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