「部屋の前で丸まってたのかー、携帯に連絡して下さいよ、って、バイト中だったから出れないけど…あ、スーパーまで来てくれたら良かったのに。」






「そうね、開けたままで良かったならね…」






「あっそうか、何で開いてたのかなー?」






「まぁいいわ、スーパーの人たちに私たちの事話した?」






「え!?話しては無いですけど…何か連絡先渡したのは、何故か広まってましたね…」






「…恥ずかしかった?」






「え!?そんな事は無いですけど…色々大変な感じでした…」






「…色々ね…」






気まずい雰囲気になり、黙ると目も会わせなくなった。






でも、誠也君は下を向きながらもチラチラと太股を見ていた。






「もー太股好きなの?」






「あっはい…」






「誠也君ってスケベ?」






「まぁースケベですけど、多分…」






「多分か…じゃあ、我慢出来るよね?大丈夫だよね?」






バスタオル姿の女性を目の前にして、我慢出来るとは、どういう意味なのだろうか?






我慢させるのに、何故バスタオル姿になっているのか?






これは、我慢しなくて良いよって言う合図としか考えられない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る