アパートの一室で、バスタオル姿の女性と腰にタオルを雑に巻いた男性がご飯を食べている、一体こんな状況になったことがある人は、どれくらいいるだろうか?
「ねぇ、誠也君、私の事、どう思ってるの?」
「え、好きですよ、だって僕から、家に遊び来てくださいっていったんじゃないですか。」
「そう、だっけ?
あーこれだ。」
私は、誠也君から渡された、小さな紙を出した。
「あ、何か懐かしいですね、僕が渡した手紙ですよね、あー懐かしいなー。」
「そんなに、昔じゃないでしょー、もぅー。」
「まぁーそうですね、でも何か懐かしくて。」
「ねぇ、この手紙何時かいたの?」
「渡す、二三日前かな?少し仲良くなってから、用意して、中々渡せなくて…」
「そうなんだ…じゃあ、私の事好きなのよね。」
「…はい。」
「ふーん。
本当かな?」
「本当ですって、一目惚れですよ、スーパーの前で…あ、鍵何ですけど…」
「何よ、話そらさないでよ、もう、鍵、くれるの?」
「…いや、一個しかないから、作らないとあげられないですね。」
「じゃあ、作ってもらおうかな、今日だって、たまたま開いてたから良かったけど、開いて無かったらずっと部屋の前で、うずくまっていたわよ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます