昼の時間、もちろんスーパーには、あなたはいない。






きっと今頃は大学にいるのだろう。




昨夜私は、あなた以外の人に身をまかせた…こんな私だけどあなたは私を許してくれますか?






頭の中でもやもやした懺悔、何が正しいの?どっちが正解なの?






やっぱり私は、あなたを諦めて夫の所に戻るべきなの……






……出来ない、出来る訳がない、もう、今の私は、あなた無しでは生きられない。






昨夜、気付いてしまったの、あなたのキスが忘れられないの、あなたじゃなきゃ駄目なの。






もう一度……あなたを……感じたい……もっと……知りたい。






私は、自分の衝動を抑えられず、走った、只、真っ直ぐあなたの部屋へ。








アパートに着いた私は、ドアに手をかける。






ガチャ。






開いた!!






「誠也君。」








……………








夕方、バイトを終えた誠也君が入ってきた。






「…おかえり、誠也君…鍵開いてたよ、物騒じゃない。」








「わっ、ビックリしたー鍵かけ忘れたんですね!?


でも、よかった奈緒美さんが気付いて居てくれて。」






「そうよー、私鍵持ってないから、出ても行けないし、困ったわ。」






「あはは、困らしてごめんなさい。」






「いいのよ…こんな事ぐらい…」

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