夕日が沈み、空に星が見え始めていた、後少し居られたかな?
後少し居たら、どうなっていたかな?
トキメキとは違った、では何だろう?罪悪感と一緒に他の喜びの感情があった。
でも、一番大事なのは、今の詰まらない結婚生活を忘れられる事だ、昔の似た記憶がよみがえり、それとはまた異なる喜びと嬉しさが凄く、心地よかった。
家に着くと、溜め息と淋しさが込み上げてくる、私は、なんでこんなところに帰って来なければならないのだろうかと、悩む…
帰って来るのが当たり前で、誠也君の部屋に行くのが間違いだと分かっていながら。
してはいけない葛藤をする、あの場所にずっといたい、でも、そんなわけにはいかない、と。
家のドアに手をかける、開いていた。
「ただいまー、早かったのね、今から晩御飯作るの、待っててね。」
「ああ、分かった…じゃあ先に風呂でシャワーにするかな?」
夫は大きな独り言を言いながら、お風呂場に向かう、私が何かしら返事をすればいいのに、言わないから独り言になってしまうだけなんだけど、何故か夫には話しかける気にはなれなかった。
それどころか、これが誠也君なら何て言うのかな?何て考えてしまって、ついつい鼻歌が出てしまう。
最低な妻だって、自覚はあるけど、仕方ないじゃい、もう夫じゃあドキドキしないんだから。
妻としての役割は果たせて要るつもり、月に一度は、子供を諦めてはいないと、夫婦の関係がある。
月の真ん中辺りにある、その日は、私が決めていた、妊娠しやすい日と言うことなので、夫には分からない、その日がいつの間にか安全日に変わっていることにも…
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