ピンポーン。




正に大学生が一人で暮らしていると、言わんばかりのアパートに私は、着いた。








ガチャ。






「いらっしゃい、奈緒美さん。」






「どうも。」






私は、一応照れくさそうに上がった。






「私は、どうしたらいいのかな?」






「え、とー、とりあえず座ってください。」






丸い形の机に手を置いて、クッションに座った。






「意外に片付いているわね、もっと散らかってるかと思った…」






私は、キョロキョロそわそわしていた、何を探す訳ではなく、目のやり場に困っていた…何処を見たらいいの?






机?






床?






天井?






それとも…誠也君?






「どうぞ、お茶です。


そうですかね?それほど片付いて無いですよ。」






「そうかな?何か怪しいなークッションも何か可愛いし…私の他にも来てるでしょ?」






「それは、無いですよー本当に奈緒美さんしか上げたことないですから…」






「友達は?」






「僕、散らかるの嫌何ですよ。」






「え、潔癖症だったんだー、見えないのにね。」






「潔癖症ではないですが、学校から遠いし、集まるときは、学校に近い所になりますから、


まぁー自然と散らかりづらいだけなんですけどね。」






「そうなんだ…」






緊張で会話が上の空になっていく。

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