携帯電話を確認する直木くんに、どおしても聞きたい事が出来てしまった。






「あれー、彼女からメール来てた?」






「いや、彼女なんていないっすよー


携帯電話を見るのは只の癖みたいなものです。」






「私は結婚してから、見なくなったなー、


此処はおばちゃんばっかりだもんね、学校で探すしかないか。」






「俺はそんなに、年が離れてるって感じてないですけどね。」






このまま話をしていたかったけど、


直木くんの休憩の邪魔になるのも申し訳ないのと缶コーヒーが飲み終わったので、


私は立ち上がり帰ろうとした。






調度直木くんの後ろにごみ箱があったので、


直木くんの方へ向かう。






「あ、帰るんですか?




缶捨てますよ。」






そう言うと立ち上がり、缶を受け取ってくれた。






「あ、いいのに。」


と私は言おうとしたけど、


あ、しか言えなかった…








だって…






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