元気が眠った後は私たち夫婦の時間が訪れる。






最近は直ぐに寝てしまう、子供を世話するのは意外に体力を使う。




まだ、眠たくないと駄々をこねたり、


かと思えば床で眠ったりして、抱き抱え布団に運ぶ。






この時の元気は何時もより重たく感じる、後少し成長したら私の力では運べなくなるだろう。






でも、家には旦那が居てくれているので、


そう言う時にも活躍して頂こう。






極たまにする、晩酌も静かに行われる、


旦那は酔うまで飲まない、大概は一本で終わらせる。






まるでジオラマの家族の様、


絵に描いた家族。




でも、弱さを見せてくれない旦那に私は何時も締め付けられていた、


優しさは私を妻にさせない厚い壁、


叩いても、叫んでも動じない高い壁になっていた。






そして、また朝が来て一日が始まる。






子供は日々成長するのに、


私たち夫婦は何処か止まっていた。

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