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 俺の乳首をタップするとチョコチップクッキーが1枚排出される。

 それが俺のチートスキルであり、きっとこれを実装したうちの神様は奇抜な設定をすればウケると勘違いしているのだろう。

 神様ガチャでクソ神様引いたけどリセマラ出来ねぇから辛いぜ。


 ちなみにチョコチップクッキーを消費してチョコチップクッキー焼きばあさんだったり、チョコチップクッキー工場を召喚なんて出来ない。

 俺に出来るのは乳首をタップしてチョコチップクッキーを生産し、売る事だけなのだ。


 異世界といえば奴隷獣人である。

 乳首を酷使して得た金で念願の雌犬獣人を手に入れたぞ!

 ちなみに私の乳首はSR級のサラミ乳首へと進化しておりますぞ。

 乳首を鑑定したら俺の乳首ステータスは俺より強かった。俺+俺より強い乳首=自称最強の乳首を持つ俺。ちなみに俺の身体には各種耐性が無いのに、乳首には火耐性や毒耐性等の各種耐性がついていた。

 きっと俺が焼け死んだら、そこに俺の骨と無傷のサラミ乳首が残されるだろう。


 奴隷獣人だが、俺はクッキーマネーで雌犬獣人を買ったのである。奴隷どうのこうの論理感なんて物はかーちゃんの腹に置いてきた。

 犬と言えば舐め回しである。

 つまり舐め回しの流れを汲む彼女らもまた舐め回しの達人なのである。

 これだけ言えばどうなるかなんてそこいらのスライムでもわかると思う。

 そう。彼女らに高速舐め回しさせる事により俺のチョコチップクッキーの生産効率は加速するのだ。

 俺の指よりも、某男優のゴッドフィンガーよりずっとはやーい!


 俺には乳首は2つしかない。俺が猫だったり犬だったり乳牛だったら複数あったかもしれないが、俺は人種で2つしかない。エルフ種であったり、ドワーフ種であったり獣人種てあっても乳首はきっと2つしかないだろう。

 どう頑張っても乳首は増やせないのだから俺はこの2つの乳首で戦うしかないのだ。もしかしたら某ゲームの様にペットを合成したら乳首が増えるかもしれないし、違う部位が増えるかもしれない。13盾でも出来ればタンクとして、やれダンジョンだ、魔物ハンターだ、色々冒険活劇活が期待出来たのかもしれない。しかしここは某ゲームではなくクソ異世界なのだからそんな冒険活劇で活躍だなんて俺には夢のまた夢の話だ。


 1乳首に対し、3舐めが密度的な限度である。しかしそれはおすすめしない。3人で乳首を刺激した所で、判定の厳しい俺の乳首では効率的ではなく、2舐めが俺のベストなのだ。

 じゃあ4人買えば良いと考えるのは短絡的である。


 そんなにクッキーを生産した所で売れなければ、湿気たクッキーが残るだけなのだ。

 湿気たクッキーに何が出来ると言うのだろうか?

 俺にはわからないし、こちらの人も湿気たクッキーの再利用方法を考案してくれない。

 奴らはパティシエでも料理人でもなく、ただ消費をするだけの奴らなのだ。こいつら本当使えねぇな、と俺は。


 それに奴隷を増やした所で養えない。心の中のカーチャンが言うのだ。うちでは飼えません、元いた所に戻してきなさい!と。

 俺の養えるキャパシティーは2獣人。つまりは1乳首1獣人。左右それぞれ専用乳首。

 俺は寝台に横たわり、彼女らに乳首をベロベロ舐めさせるのだ。

 何?乳首をタップすればチョコチップクッキーが生産されるって話じゃなかったっけ?だと?

 馬鹿野郎お前こら、チートスキルはな、乳首はな、日々進化するんだよコラ。

 俺の乳首は俺のクッキーを作るぞ、という意識と刺激によりクッキーを、クッキーが出来るんだ。

 チートスライムだって中盤あたりで人型になって性交おっぱじめたりしやがったりスライム要素は設定だけになるし、スローライフだってんのに剣と魔法でブイブイ言わすじゃないか。

 まだ俺の乳首は乳首でクッキーを作るだけ原型を留めていると思うね、俺は。


 そして翌日、店に立ち乳首クッキーを売り捌く。昼は店に立ち、夜は乳首を立たせる毎日だ。

 執事や幼女が笑顔でクッキーの入った紙袋を抱えて帰る。

 こいつら家に帰って俺の乳首から生産されたクッキーとも知らずに美味しい美味しいと食べるのだろう。

 貴族令嬢もティーカップを片手に優雅に乳首クッキーを囓るのだ。

 雌犬獣人が俺の乳首を舐め回して作られたクッキーとも知らずに……

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