プリンセスユニット総選挙SS

@primas_1

プリンセスユニット総選挙SS【前編】

《プロデューサー室》


「みんな、今日は集まってくれてありがとう。そして、プリンセスユニット総選挙、おめでとう!」


葵那「わぁ…ありがとうございますっ、プロデューサーさん!」


めめ「えへへ…。でも…ここまで私達が頑張ってこれたのは、今までずっと支えてくれたプロデューサーさんのおかげです。こちらこそ、ありがとうございます!」


やみ「…あれー?きゅーもに、1人メンバー足りなくない?」


読「確かに、みいなさんがいませんね…」


友那「あれ!?さっきまでいたのに…!」


「どこに逃げたんだ…」


刹那「……」


〜刹那が一点をじっと見つめている〜


氷華「どうしたの?刹那ちゃん」


〜刹那がプロデューサーの机へ向かって進んで行った〜


うさぎ「あそこにいるのかな…?」


刹那「…やっぱり。見つけました。…さあ、さっさと出て来てください。みいなさん」


みいな「ひっ……!?……しっ、真堂刹那ッッ!?……さん……!!!」


「みいな、出て来なさい」


みいな「……………す、すいません」


氷華「刹那ちゃん、よく見つけられました〜♡」


刹那「…子供扱いは辞めてください」


レイ「…まったく人騒がせな人だな……」


エリカ「ほんとにね。相変わらずというか…」


崔理「ま、まあまあ…みいなが緊張する気持ちも分かるし、ね?」


氷華「それじゃ、これでみんな揃ったわね?」


沙樹「はいっ!」


氷華「それじゃあPちゃん。要件を話してくれるかしら?」


「ああ。…君たち14人に、14人で1つのユニットを組んでもらう!」


恵美「私達で…?」


読「ユニットを…?」


葵那「14人で!?」


みいな「はあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ッッッッ!?!?!……あ、すいません」


氷華「あらぁ♪凄く楽しそうね〜」


みいな「無理無理無理無理……そんなの、みいなちゃんの心臓が持たない…ッッ!!尊いアイドル13人と一緒のステージに立つとかそんな、うわ〜〜〜〜〜っっっ!!!」


エリカ「あの…ちょっと、横でコソコソとうるさいんだけど……」


めめ「ユニット名とかはあるんですか?」


「勿論」


葵那「なんてユニット名なの!?」


「"14'n Dre@mer"だ!」


うさぎ「ふぉーてぃん…?どりーまー?」


恵美「"14'n Dre@mer"…夢を見る14人って意味でしょうか…」


崔理「なるほどね〜!いいじゃんいいじゃん!可愛い♪」


レイ「ザ・アイドルって感じだな…」


やみ「レイ、もしかして自分がユニット名に合ったアイドルになれるかどうか不安なの〜?」


レイ「別に…そんなんじゃないよ。…というか煽るな!」


友那「はぁ〜……14人で…ユニット……!楽しみだな〜!」


恵美「…ということは、レッスン等もみなさんと一緒にする、ということですか?」


「そうなるな」


やみ「へー……ちょっと、楽しみかも…」


エリカ「ええっっ!?!やみがめんどくさいって言わないなんて…!」


崔理「寧ろ、楽しみって…!」


沙樹「明日は大雨だぁ……」


レイ「それどころで済むか…?台風は覚悟した方がいいかもしれない」


やみ「…なに、人がやる気になってるってときに…。さいてー…」


エリカ「ご、ごめんごめん…つい……」


みいな「……はぁぁぁぁぁあああああ〜〜〜〜〜〜………ディジラ、エモ。」


「せっかくの機会だから、みんながいろんなメンバーと仲良くなれるようにレッスンのグループ分けをしてみたんだ」


読「なるほど…。確かに、何事も少人数でしたほうが絆は深まりやすいかも知れませんしね」


氷華「その分けたグループは今知らせてくれるの?」


「ああ。発表しても大丈夫?」


めめ「はいっ。もちろんです!」


葵那「早く早く〜!」


「わかったわかった。まずAグループは、めめ、崔理、エリカ、読、うさぎの5人。Bグループは、みいな、沙樹、刹那、恵美の4人。C グループは、友那、葵那、レイ、やみ、氷華の5人。…以上だ」


崔理「おぉ、うちはAグループか〜♪みんな、よろしくね!」


読「崔理さん、エリカさん、めめさん、うさぎさん。これからよろしくお願い致します…!」


めめ「はいっ。よろしくお願いします!」


うさぎ「よろしくお願いしまーす」


エリカ「えぇ、よろしく」


刹那「…」


〜刹那が不安げな顔をしている〜


氷華「…恵美、えーみ」


恵美「は、はい…!」


氷華「私、刹那ちゃんとグループ離れちゃったから。刹那ちゃんのことは任せたわね♪」


恵美「あっ…。…ふふっ、任せてください」


氷華「ごめんなさいね…ありがとう」


恵美「気にしないで下さい。……刹那さんっ!」


刹那「…?あ……新垣さん…!」


恵美「一緒のグループですよね。よろしくお願いしますっ」


刹那「こちらこそ、よろしくお願い致します。…新垣さんがいてくれて良かったです」


恵美「え?」


刹那「あ…!すみません。…その、関わりのある方やお話したことのある方が新垣さん以外、皆離れてしまったので。」


恵美「!…そう言っていただけるなんて…、とても嬉しいです…!でもみなさんとても良い子なので、すぐに仲良くなれると思いますよ」


沙樹「刹那さーん!恵美さーん!!」


恵美「あ…沙樹さん。これからよろしくお願いします…!」


みいな「私がこの輪の中に入るのか………恐縮しすぎて蚊になりそう…!!」


沙樹「あ…!もう一人ってみいなさんですよねっ!よろしくお願いします、みいなさん!」


みいな「ァ…………あぁあ………………」


沙樹「ど、どうかしました…?もしかして具合とか悪かったり…!」


みいな「ぃぇ……ぇと…ヨ、よろしくお願いします…」


恵美「緊張しすぎですよ、みいなさん。もっと肩の力を抜いてください」


みいな「ひぃぃいい………女神……」


恵美「え?」


みいな「すみません何でもないです。恵美さんも、刹那ちゃ…さんも、よろしくお願いします」


刹那「はい。よろしくお願いします。みなさんも、これからよろしくお願いします」


氷華(この調子だとなんとかなりそうね♪)


友那「わーい!レイちゃんと葵那ちゃんとやみちゃんと氷華さんと一緒だ!やったー!」


レイ「よ、よろしく…」


葵那「えへへっ、また一緒だねー友那ちゃん!!レイくんも氷華さんもやみたんもよろしくね!」


やみ「うんー…。よろしく〜」


氷華「よろしくねぇ♪」


「それじゃあ明日からそのグループでレッスンをしてもらうから、よろしく!」


全員「よろしくお願いします!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

プリンセスユニット総選挙SS @primas_1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る