◆第1章-2◆私、ともりーな!一緒にあの人の生活を見ない?(*´∪`)
突然出てきた妖精「ともりーな」の勢いに押される愛理。しかし、無邪気な会話に心を許し、愛理はあるところに連れて行かれてしまう。
愛理の頭の中「うーん、アプリ以外でも、どこかで見たことがあるような気がする。どこで見たんだろう…」
考え込む愛理とは反対に、ともりーなは、嬉しそうに話し始めた。
ともりーな「私、人間に会ったの初めてなの。ありがとね! 誰もクリックしてくれなかったから」
愛理「あの広告なら仕方ないわよ、怪しいもん(笑)。まぁいいや。広告が本当なら見たい人の生活を見せてくれるんでしょ?」
ともりーな「えーそんなに見せてほしいの~(*´罒`*)?」
愛理「出て来といて何なのよ(笑)。見せてほしいわよ~。だってみんな結婚してからも働き続けて忙しそうなのに、めっちゃ楽しそうじゃん。デートしてるし。うちは、結婚してから全然できてないんだよ。だから、どうやって仲良しな生活してるのか知りたくない? ほら、このインスタ見てみてよ」
ともりーな「あら、楽しそー!私もバーベキューしたい♪ 愛理ちゃん、この人はだれ?」
インスタでは、キラキラした女性とエリートビジネスマン風の夫らしき人 、そして一人の幼児が微笑みながらお肉を食べていた。
愛理「KISAKIさん!ずっと憧れてる共働きライフスタイリストなの」
ともりーな「KISAKIさんね!えーっと。KI、SA、いたいたー♪」
愛理「インスタで検索するのね(笑)」
半信半疑以上に疑いながらも、ともりーなの憎めない性格やどこかで会ったことがあるような懐かしさもあって、ついつい話し込んでしまった愛理。共働き生活に疲れていた愛理にとっては、こんな現実味のない、でも何の気を使うことのない会話も気晴らしになった。
ともりーな「じゃ、準備はいいね!行くよー!」
愛理「待って!行くってどこに行くの?」
ともりーな「もちろん、KISAKIさんのところだよ」
愛理「え、行くってどういうこと?」
ともりーな「安心して♪今から愛理ちゃんも妖精にしちゃいます(´∀`*)ともりーな♪」
愛理はみるみるうちに、人間のまま服装だけ妖精の姿に変わってしまった。
愛理「なにこれー!羽生えてるんだけど?!こんな短いスカートはいたの高校生の時以来だよ!」
ともりーな「愛理ちゃん、お姫様みたいでかわいいー!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
愛理「ありがとう…。100歩以上譲って家で妖精のコスプレするのは許せるけど、KISAKIさんに私たちって見えちゃわないの?制服ディズニーより恥ずかしい。。。」
ともりーな「コスプレじゃなくて、妖精になったのー(*´∪`)妖精になると人からは見えないんだよ♪じゃー行くねー!ともりーな♪」
愛理「行けるのは嬉しいけど、ちゃんと人間に戻れるのよね!?」
さて、愛理は元の姿に戻ることができるのだろうか。愛理とともりーなはKISAKIの家に向かった。
※明日はコラムをお届けします!妖精「ともりーな」が楽に家事をしている「ラクニスト」の先輩たちにインタビューしてきた内容です。コラム第1弾は「食器洗い編」です。お楽しみに!
おもしろかったらぜひ★をくださいね(*´∪`)レビューは全部読ませていただいて、100%お返事いたします!
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