いい世界人

勝利だギューちゃん

第1話

「My father is My mother」


こういうふざけた英文がある。


意味は、「私のお父さんは、わがまま(我がママ)です」になるのだが・・・

だれが考えたかは知らないが、よく思いつくなとある意味では、尊敬する。


「この世界って、面白いね」

少し前から、僕の部屋に女の子が住みついた。


名前は・・・なんだっけ?


「私の名前は、エリザベス・キャサリン・ルーシー・マーサー・・・・」


長い。

ピカソか、落語の寿限無じゃあるまいし・・・


「まやでいいよ」

どう略せば、そうなる。


「で、まやさんとやら、君はどこから来た?」

「異世界」

「だから、それはどこだ?」

「個人情報なので・・・」


たく・・・

わけわからん。


で、どうして、こいつがいるのかと言うと・・・


「説明しないほうがいいよ。マスターくん」

「なぜ?」

「長くなるから」

「どのくらい?」

「10話は超えるんじゃないかな」

「わかった。想像に任せておく」


そうことだ。


「一休さんが安岡寺を出た感じかな」

長くない。


・・・って、何でわかる?


そして、何か面白い話をしてと言われ、上の英文の話をしたら、受けた。

それほどのものか?


「てなわけで、飽きるまでいるから、マスターくん、よろしくメカドック」

「そんなの、わかる人少ない」

「パパがよく、言ってる」

「本当に異世界人か?」

「うん」


返答に困る。


「ああ、いけないんだ」

「どうした?まやさん」

「食べ物を粗末にして」


見るとラグビーをやっていた。


「こっちのレモンって、変わってるんだね」

「レモンじゃない」

「食べられないの?」

「ああ」

「つまんない・・・」


いや、落ち込まなくても・・・


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いい世界人 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

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