第5話 一息ついて…
朝になって、とおるにリンゴを買ってきて
食べさせた。
その後とおるは退院し、昼から仕事へ
行った。
もえか「無理しないでね、仕事するのは
もう少しあとでも
良かったんじゃない?」
とおる「いや、仕事がたまってて
それどころじゃないよ
一日も早く仕事に戻らないと
大変だよ」
もえか「そっか。頑張ってね」
とおる「うん、また電話するよ」
もえか「うん、ありがとう」
とおる「うん」
もえかはアパートに帰って夕方過ぎまで
寝た。
とおるから電話がかかってきた。
とおる「何してた?」
もえか「ずっと寝てたよ」
とおる「そっか、ずっと寝てなかったみたい
だもんね」
もえか「うん」
とおる「今日仕事終わってから少し
会いにくるよ」
もえか「ほんと?やったあ!ありがとう」
とおる「うん、じゃあ仕事あともう少しで
終わるから、また後でね」
もえか「うん、頑張ってね」
とおる「うん、ありがとう」
電話を切った後少し部屋を片付けた。
一緒に飲もうと買っていたチューハイを
冷やした。
とおるが夜の1時過ぎに会いに来た。
もえか「お疲れ様」
とおる「うん、ありがとう」
もえか「うちに上がっていく?」
とおる「ごめんけど、明日仕事早いから
今度ね」
もえか「えー。一緒にチューハイ
飲みたかったのにな」
とおる「ごめんね」
もえか「じゃあハグだけして」
とおる「うん」
もえかと、とおるは1分間くらいずっと
ハグをしていた。
とおるの汗の匂いが少しして胸が
ドキドキした。
もえか「私とおるの汗の匂い好きだよ」
とおる「え?くさいよ」
もえか「くさくないもん」
とおる「ふふふ、そう?」
もえか「うん」
とおる「それじゃあね、また明日電話する」
もえか「うん、じゃあね、気をつけてね」
とおる「うん」
もえかは、とおるを見送った後アパートに
戻り、一人でチューハイを飲んだ。
もえか「早くとおると付き合って結婚
したいな。私も、もう27だし
そろそろ結婚したいな」
もえかは、とおるに、おやすみのラインを
してから眠りについた。
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