第9話 シュメール文明:粘土板
6000年前の人々はその存在を知っていたのだ──いかなる惑星であるかも知っていた。6000年前の古文書に、第10番惑星について詳細に記録されていた。
シュメール(アッカド語: Šumeru)はメソポタミア(現在のイラク・クウェート)南部を占めるバビロニアの、南半分の地域に興った最古の都市文明で、初期のメソポタミア文明とされる。チグリス川とユーフラテス川の間に栄えた。
シュメールの神殿は、中央の本殿と一方の側に沿った側廊から成り、側廊は、
神官の部屋の側面に立っていた。その端に、演壇、および動物や野菜を生贄に捧げる日干しレンガのテーブルがあった。穀物倉や倉庫は神殿の近くにあったという。
シュメール人は人工的な多層段丘「ジッグラト」の頂上に神殿を置き、地母神であるナンム、愛の女神であるイナンナ(イシュタル)、風神であるエンリル、雷神であるマルドゥクなどを崇拝した。
シュメール人が崇拝する神々は、それぞれ、異なる都市と関連を持っていた。
ディンギル(神)たちは、彼らに奉仕させる目的で、粘土から人間を創造したという。シュメール人の宗教が強調するのは、人間性のすべては神々のなすがままにあるということであった。
シュメール人は自らを「混ざり合わされた者」、アヌンナキという神々の集団によって作られたものと信じた。金を採掘するために、他の星から地球へやってきたアヌンナキは金を採掘する労働者を求めていたが、遺伝子操作によってシュメール人を作り出したというのである。
ニビルという名前は古代文明と信じられない関わりがある。
アメリカの言語学者、ゼカリア・シッチン氏によると、粘土板は、今から4000年以上も前に栄えた、シュメール人の遺跡から発掘されたという。
絵柄の左上に太陽らしきものがあり、 周りの球体は惑星であろうか……。
シッチンによれば、これは太陽系を表しており、11の惑星が描かれているという。 左上に刻まれた惑星をシュメール人は「ニビル」と名付けたという。
シュメール文明は世界最古の文明で、サイエンス分野でも文学作品や思想の面でも、高度で優れた文明だった。世界最古として知られるのはメソポタミア文明で、チグリス川・ユーフラテス川の流域と周辺に誕生した文明の総称で、メソポタミアの中で最古の文明、それがシュメール文明なのである。
都市国家として機能し、文字の発明や60進法の基礎を作るなど、現代の社会の礎を築いたとされる。彼らが力を入れていたのが、天文学の研究であった。
自然現象や災害などは神の意向であり、その意向は天体などに表されると考えていた。 神の意向を知る術として天文学が生まれたのだという。
太陽、月の他、金星にも関心を寄せて、克明に記録されたものが残っている。
シッチン氏は、調べを進めて、文字盤から惑星に関する記述を発見した。
その時代には存在すら知る由もない海王星や天王星に関する説明が書かれていた。
「両星は、青く美しく輝き、水にあふれた星である」と、ボイジャー2号が1986年に天王星、海王星に接近するまで解らなかった事実がそれである。
単なる偶然なのであろうか?
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