第8話 ニビル
シュメールの古文書によれば、火星と木星との間には大きな星があったという。
太古の昔、放浪の天体ニビルは原始太陽系に侵入して、今はない惑星ティアマトに激突した。ニビルとの衝突によってティアマトの半球が粉砕され、残った半分が
現在の地球になったといわれる。
シュメールの古文書によれば、テイアマトは元々地表すべてが水でおおわれた惑星であったが、ニビルとの衝突によって半球がえぐられると、地表の水のすべてが、えぐられたところへ流入した。こうして地球の陸地と海洋が生まれたのだと。
(旧約聖書の創世記にも関連する表現がある)
約6500万年頃、メキシコのユカタン半島に直径10キロの隕石(いんせき)が落下して恐竜を絶滅させた。
太古の時代には、地球外の惑星から異星人が幾度となく地球というこの惑星を訪問していた。
その頃、地球上の人類は、類人猿に近い進化段階に留まっていた。
異星人たちは、自分たちのもつ科学技術によって人類を進化させて、人類に新しい
知識と技術を与えたという。
*留意:本作品中の、惑星ニヒルに関する情報の多くは、学習研究社の、『太陽系第10番惑星「ニビル」の謎 (著者 北周一郎)』に記載のものです。
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異星人の出身地を特定したのは、ゼカリア゚・シッチンといわれる。
ゼカリア・シッチンは、古代宇宙飛行士説を信じる研究者で、古代メソポタミアの
シュメール文明の粘土板を解読して、太陽系に、ニビルと呼ばれる12番目の惑星が存在すると主張した。
ニビルは、3600年周期で地球をまわる惑星で、そこには地球文明をはるかに
上回る、地球外生命体のアヌンナキが存在した。
ニビルが地球に接近するごとに、地球の資源を採掘するために飛来したが、
金鉱の採掘のために、類猿人に遺伝子改造を施して新たな種を作ったという。
その種が現在の人類となったというシュメール文明の神話が、ゼカリア・シッチンによって解読された。
シュメールの古文書によると、太陽系に侵入した天体ニビルは、旧惑星テイアマトと衝突して、現在の地球が誕生した。衝突した際に、本体ニビルの始祖細胞が
地球に付着したと考えられる。始祖細胞が今から約40億年前、天体ニビルに
よって、もたらされたのだと。
アナンヌキはその高度な科学力で、地球と惑星ニビルの始祖細胞が同一であることを知っていた。類猿人とアナンヌキをかけあわせて人類を創造するという発想を
得ることができたのだと。
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