セッション4-13 ミノタウロスの迷宮(12)
「じゃ、アランソンの行動」
エルフ師匠が宣言する。
【グリフォン】ではなく、アランソンと呼ぶのは何か意味があるのか無いのか。
まあ、多分無い。
TRPGは小説でも無ければコンシューマーRPGでもないので、一つ一つの言動に意味があったりはしないから。
というか、一つの言動に意味をもたせた所で、実際にはついて来られる人間はいない訳で。
ゲームマスターの脳内当てゲームやジェスチャーゲームがやりたいなら、TRPGでやる必要はない。それぞれのゲームでやるべき。というのがエルフ師匠の見解。
俺も全く同意である。
「【移動】ね。ここまで」
特大サイズのグリフォンのメタルフィギュアをずずいと後退させるエルフ師匠。
用意していたダンジョンフロアタイルよりもさらに後方。
これは『すごい距離を取りますよ』と言う事か。
「追ってくる人、いる?」
首をかしげるエルフ師匠。顔はドヤァ……と自信満々。
確かに、追いかけていけば【暗闇】の範囲の外に出る事になる。
それにゴルンとララーナは【行動回数】を使い切っている。
今行動出来るのはラッシュとシュトレゼンだけ。
さて、どうしたものか。
「ラッシュ単体で前に出ても仕方ないっすよね。ここは防御を固めて待機っす」
「だねぇ。単騎突出してどうなる物でもないしね」
「…………」
シュトレゼンの行動は、【錬金術】の0レベル魔法【薄膜】をラッシュに。
【薄膜】は1回限りのダメージ軽減をしてくれる魔法。とりあえず、防御を固めて次のラウンドに備えようという作戦だ。
「他に行動無いね? 【グリフォン】は【暗黒】の外にいるので自発的に行動可能になります。残りの【行動回数】はアランソンが2回分と【グリフォン】が6回なんだけど、めんどうだから【グリフォン】分は次ラウンドからでいいや」
そこまで言って、エルフ師匠はグリフォンのメタルフィギュアを持ち上げる。
「じゃ、アランソンは【毒消し】使用で【痺れ毒】の効果を解除。それから【突進】ここまで移動」
【突進】は、移動しながらの強攻撃。
攻撃対象となるのは、移動するマス内にいるランダム1名となる。
「ラッシュとシュトレゼンの列が対象……と、攻撃対象はシュトレゼン」
「ラッシュは【かばう】でシュトレゼンへの攻撃を引き受けるっす」
対応してラッシュは【かばう】を宣言。
【かばう】はその名の通り仲間への攻撃を、代わりに引き受ける【特殊行動】だ。
「で、【スパイクシールド】と【水鏡の盾(石化)】で【受け】るっす」
【かばう】と言う以上、当然ラッシュは【回避】は出来無い。結果的に【受け】を余儀なくさせられる。
まあ、この辺はお互い想定の内ではある。
シュトレゼンの【薄膜】もあるしシールドの性能も高いので、ダメージは大したものにはならないだろう。
それよりも、エルフ師匠はどういうつもりか。
「【突進】使って【駆け抜け】すると【蜘蛛の巣】にひっかかりますよ?」
「それは後で考える」
俺が用意した【蜘蛛の巣】の罠対策は考えていないのか。
それとも単なるリップサービスか。
はてさて、それは|神≪GM≫のみぞ知る、か。
「【グリフォン】の【突進】は……成功。【駆け抜け】も成功」
「そいじゃ、ラッシュの【受け】っす。うりゃっと成功【スパイクシールド】のダメージで20点っす」
「効いてない。もふもふだから」
「他の【特殊行動】組み合わせないとダメージ通らないっすねこれは」
ラッシュ君の言う通り、F3はプレイヤーキャラクターのレベルが上がっても、通常攻撃の威力自体は変わらないシステムだ。
D&Dなんかの古めのTRPGシステムにはよくあるシステムだけれども、結果としてプレイヤーはより強力な武器防具を求めるようになる。
そして大抵、魔法の威力のインフレについていけなくなって、タンク役を仰せつかる事になる。
パーティ全体の役割分担を考えればそれが正しいのではあるけれど。
それでもやっぱり、ファイター系を使う人には不満が溜まる。
F3はその不満に【特殊行動】というもので対応している。
攻撃判定値にペナルティが入ったり、【行動回数】を消費したり、事によっては【耐久力】を消費したりして、様々な効果の攻撃を行えるのが【特殊行動】で、一番多いのはやっぱりダメージ値の上昇だ。
例えば今のラッシュなら、通常の【受け】に加えて、【カウンター】や【重撃】、【堅身】あたりを併用すれば、ダメージ量はかなり上がる。
ちなみに、【カウンター】は相手の攻撃に合わせて【カウンター】判定の成功により、相手のダメージ値の一部を加算出来る【特殊行動】。
【重撃】はターン内の【回避】判定にペナルティが発生する替わりにダメージ値が増えるもの。
【堅身】はターン内の【回避】判定ペナルティの替わりに【筋力】値が上昇する。
どれも武器威力の底上げにはよく使われるものだし、【受け】主体のラッシュには丁度いい【特殊行動】だ。
「次ターンから【ファランクス】は使わんでええぞ。その分ダメージ加算の【特殊行動】に回すとええ」
ドワーフ声を作って、俺はラッシュ君に指示をする。
「あ、はい。了解っす。大丈夫っすかね?」
「多分、短期決戦になるからの」
「ふっふっふ。それはどーかなー」
不敵な笑みを浮かべるエルフ師匠。
というか、戦闘を長引かせると継続毒でボス死亡という、なんともしまらない結果になってしまう。
多分、次からガンガン攻めてくるだろう。
「じゃ、次……」
「…………」
ターンを進めようとするエルフ師匠。
すかさすおけさんが、残った【行動回数】で【グリフォン】に接触の【黒魔法】。
「【蜘蛛の巣】に引っかかってるので判定不要で当たります」
「…………」
【黒魔法】は威力や効果は高いものの、発動条件が厳しいものが多い。
大抵の強力な魔法には『接触』の条件がついている。
【魔の手】という、『接触』を遠距離で行う魔法もあるにはあるけれど、シュトレゼンにはまだ使えない。
まあ、習得するのは次のレベルなんだけど。
そう言う訳で、安全に『接触』出来るタイミングは重要だ。
今回、シュトレゼンが使ったのは【皮剥ぎ】。目標の【耐久力】に加えて【装甲値】も現象させるダメージ魔法だ。
「いてててて……せっかくのもふもふが……」
ぐぬぅ、とは唸りながらダメージ計算をするエルフ師匠。
ダメージ自体もさることながら、【装甲値】の減少は結構痛い事だろう。
「…………」
対するおけさんはサムズアップ。
羽毛の一本まで毟り取ってやるとばかりに、悪そうな笑みを浮かべている。
うーん、女は怖いな。
「TRPGって性格出ますね」
「うん、気をつけようね」
むにむにさんは、いつまでも素直な良い子でいてください。
間違っても、プレイヤーを苦しめて楽しむゲームマスターとか、ゲームマスターを苛めて楽しむプレイヤーにはならないように。
協調性、重要。おじさんとの約束だ。
「じゃ、次のターン。1順目。【グリフォン】は【蜘蛛の巣】を破って【移動】、ここまで」
やはり【暗闇】の外に移動する【グリフォン】。
【突進】系の攻撃を繰り返す腹積もりだ。
「突っ込んできたら迎撃するぞい。攻撃チャンスは1ターンに1発!」
「ララーナはどうしましょう?」
「ララーナは普通に矢撃って」
「りょうかいです」
釈然としない顔で答えるむにむにさん。
通常攻撃を当て続けられるララーナは重要なんだけど。
まあなんか、仲間はずれになった気がするのも分かる。
後でフォローしておこう。
「ララーナの攻撃です【エルヴンボウ】で攻撃。【強射】つけます。成功」
【強射】は【強撃】の射撃版で、ダメージ値を上げる【特殊行動】。
【行動回数】をつぎ込むほど威力が増えていく。
「ボディで受けます」
「では、42点」
「うぐっ!」
平たい胸を押さえて倒れ込む(フリをする)エルフ師匠。
そんなジェスチャーをしたくなるくらいの高威力。
シュトレゼンの即死攻撃が目立つけど、このパーティの主なダメージ源はララーナだ。
「【行動回数】全部突っ込みました」
「【回避】分くらい残そうよ」
「いいんです。【かばう】してください」
むー、と唇を尖らせるむにむにさん。
さっきのフォローの意味で守ってくれという事か。
うーん、気持ちは分かるんだけど。俺はプレイにリアルの人間関係を持ち込むのはどうだろうと思う方だったりもする。
そいつでセッションが壊滅した、なんてのは甘い方で、サークルが壊れたなんて話もある。
TRPGは人間相手のゲームだから、やっぱり感情というものが面白くもすれば、問題を起こす事もある。
まあ、そこを上手くやるのが年長者の役割だ。
「むにむにさん、ほら。ロールプレイ」
「……あ。うん、はい。えっと。『全力を一矢に込めたんだからね。ちゃんと私を守りなさいよ、ドワーフ!』」
「はいツンデレいただきました」
「ぱちぱちぱち」
「ちょっとこれ、恥ずかしくないですか」
むにむにさんは顔を赤らめる。
まあなんか、今までのツンデレロールプレイとはちょっと違う気がしないでもない。
「だが、それがいい。それがいいんすよ」
ラッシュ君がいい事を言う。
「仲間内なんだから。恥ずかしい事もバシバシやっていいんだよTRPGは。楽しまなきゃ」
TRPGは、宣伝文句程自由じゃない。
シナリオはゲームマスター次第だし、何でも出来るかと言えば、ゲームマスターの想定外をやった所で、規定シナリオに軌道修正されるのがオチだ。
プレイヤーもゲームマスターも神でも無ければプロでも無いのだから、間違いも失敗も、不快な事だってあるだろう。
だけれども、楽しみ方を選ぶ事。それだけは本当に自由だ。
目一杯ロールプレイを頑張るのもいいし、戦闘に勝つためにカリカリに戦略をチューンするのもいい。
そうやって楽しんで、楽しみ尽くした人がTRPGの『勝利者』なんだと俺は思う。
もちろん、そういうロールを他人にやらせるのも駄目。
何事も、節度と程度を弁えましょう。
「じゃあ、ロールプレイ全開で行きます。『ちゃんと守るのよ。傷一つもつけないつもりでやりなさい!』」
「ええい、やかましい小娘じゃ。言われんでもやってやるわい」
「『私はあなたより年上だけどね!』」
「根性が小娘なんじゃ、根性が」
そんな寸劇を繰り広げながら、行動順は回っていく。
ゴルンとラッシュは【グリフォン】の【突進】に備えて待機。
シュトレゼンは隊列の背後に【黒魔法】の【腐れ沼】をかける。
【腐れ沼】は設置系の【黒魔法】。
通過するためには【筋力】判定が必要で、通過のたびにダメージが発生する。
強力な魔法だが、強力な【黒魔法】の例に漏れず『接触』が必須条件。
【魔法使い】を前衛に出すのが難しい以上、【突進】【駆け抜け】対策専用の魔法みたいなものだ。
「じゃ、お待ちかねの【グリフォン】の攻撃」
「待ってない」
「待ってました」
「待ってねえっす」
「…………」
カモーンと、指を立てて手招きをするおけさん。
四者四様の反応を見せる俺たち。
女性陣が好戦的なのはいかがなものだろうかと思わなくもない。
まあいいか、エルフ師匠も好戦的だし。
「【鷹の目】、【滑空突進】、【重撃】、【薙払い】、【強打】。標的はラッシュとゴルンの2人。で、その後【駆け抜け】て【腐れ沼】の範囲の先まで移動」
「来たー」
「いてててて」
ダメージ宣言の前に痛がっている男性陣。うーん我ながら情けない。
【鷹の目】は攻撃の判定値にプラス修正。【滑空突進】は【突進】の上位バージョン。威力と距離が増えている。
【薙払い】は複数攻撃。【重撃】と【強打】はそれぞれダメージアップの【特殊行動】だ。
つまり、【特殊行動】で命中判定とダメージを目一杯増やした攻撃をゴルンとラッシュに当てて、そのまま通り抜けるという事だ。
「受けて立つっす。【受け】【カウンター】【重撃】」
「一発は耐えきれるの。【カウンター】【重撃】【強打】。ダメージは身体で受ける」
覚悟を決めて宣言する。
こちらの【耐久力】が尽きるよりも早く、相手の【耐久力】を削りきれば良いのだ。
最悪、次から決着がつくまで【回避】専念でもなんとかいける。
「じゃ、2人には50点ずつ」
「ヒィィ。反撃48点」
「同じく45点」
「きっつ」
顔をしかめる俺とエルフ師匠。
ラッシュ君は【受け】に成功している分、ダメージは軽微だ。
ゴルンの方はもう一発同じ攻撃を食らったら死亡である。
「【駆け抜け】は成功……はいはい。【腐れ沼】のダメージが20点と……痛いなぁ」
「…………」
畳み掛けるように、シュトレゼンが【出血】をかける。
【黒魔法】1レベルのダメージ魔法で、同ターン内の特定の攻撃ダメージ量に応じて威力が変わるという魔法。
攻撃の傷痕を魔法で広げるとか、そういうイメージらしい。
「攻撃指定はゴルンの攻撃ね。うげえ、ごっそり行ったぁ……」
うひぃどうしよう。みたいな顔をするエルフ師匠。
自分のプレイヤーキャラクターや、使っているノンプレイヤーキャラクターがダメージを食らうと、何故だか自分がダメージを受けているような感じになってしまう。
実際には痛くも無いのにダメージを受けているみたいな動作をしたり、顔を歪めてみたり。
この辺、TRPGに限らない事だけど、感情移入出来ているって事なのかなって思う。
そうやって見せると他の人も盛り上がるし、エルフ師匠は意図的にオーバーな素振りをしている感じもある。
その辺も、一つの技術という奴なのだろう。
「…………」
シュトレゼンの最後の行動で、ゴルンに【治療薬】の【錬金術】。
「10点回復っと……」
【錬金術】0レベルの魔法だけあって、回復量は大したことは無いけれど、それでも助かる事に違いはない。
まあ、【グリフォン】の攻撃の前ではあっても無くてもそれほど変わらないような気もするけど。
「じゃ、3ターン目。【グリフォン】は【鷹の目】【滑空突進】【強打】【攻撃集中】を……うん、目標はランダムで。ゴルンに攻撃」
エルフ師匠は、マスタースクリーンの向こう側でころころとダイスを転がして、それから俺を指差す。
いかにも真剣そうな目は、この一撃が勝負だと告げている。
「【かばう】【受け】【カウンター】っす」
「防御はラッシュに任せます。【カウンター】【重撃】【強打】をもう一発」
「【駆け抜け】の背中にララーナの攻撃が行きます」
「…………」
涼しい顔でスペルブックをめくるおけさん。
こちらとしても、全力で迎撃するだけだ。覚悟はすでに出来ている。
「判定成功」
「失敗してくれたら面白かったのに」
「【鷹の目】あるし。流石にここでは失敗しないし」
そんな事を言いながら、ひいふうみいとダイスを数えて一気に転がす。
「ダメージ72点」
「【受け】成功っす……うえ、それでも1桁しか残ってないよ。【カウンター】で40点」
「同じく反撃48点」
「…………」
【腐れ沼】のダメージも忘れるなと、おけさんが主張する。
「はいはい死んだ死んだ。【グリフォン】は反撃を受けてその場に倒れる」
両手を上げてぱたぱたと、旗を振るような素振りをするエルフ師匠。
なんだか結構あっさりだ。
次ターンまで粘って、誰か死ぬか、【グリフォン】を倒すか、くらいまでやるかと思ったけど。
「で、アランソンだ」
そしてエルフ師匠は。にまあ、と笑いを見せて言う。
え、それってまさか。
「【グリフォン】は倒れてもアランソンは無傷のパターンか!」
「まるでスパロボみたいだぁ」
ちょっと待て。
アランソンは4レベルの【戦士】。
たしか、攻撃特化型の【二刀流】使いだ。
残る【行動回数】で、ララーナとシュトレゼンでもアランソンは削りきれない。
そして、【二刀流】の集中攻撃を受ければ、かなりの手傷を負っているゴルンかラッシュは耐えられないだろう。
「なんとか、ララーナの攻撃で倒さないと……っ」
「…………」
決意を固めてダイスを握るむにむにさん。
眉を潜めてスペルブックをめくりつづけるおけさん。
こうなると、ゴルンも覚悟を決める必要があるだろう。
なお、『覚悟を決める』というのはTRPG用語で『死に際のカッコいいセリフを考える』という意味だ。
プレイヤーキャラクターが死んでも、ロストしても俺自身は死なないしね。
まあなんか、なんやかんやで死んだキャラクターを復活させるシナリオとか始まるだろうし。
「倒れた【グリフォン】には誰も乗っていない……じゃ、ムービーシーン開始」
「ムービーシーンっすか」
「TASさんの最大の敵が来たっすね」
「じゃあ、戦闘は終了ですね」
「どうだろう。ムービーシーンで死ぬ事もあるし」
コンシューマーRPGだとむしろそっちの方が多い。
死者蘇生の魔法があろうが、何であろうが、ムービーシーンで死んだら生き返らない。
理不尽極まる話だが、ストーリーの都合の前では虚しい文句に過ぎないだろう。
「【突進】の直前に飛び降りていたアランソンが剣を構えながらゆっくりと近づいてくる」
「……【腐れ沼】……」
「……ムービーシーン中です……」
おけさんの指摘も、ムービーシーンで押し通すエルフ師匠。
最近の海外系RPGだと、攻撃をザクザク食らったり、毒ダメージを加算しつつ、呑気に会話なんかをするのが見られる。
実況動画映えするオモシロシーンだとは思うけど、なんかちょっと興ざめな感じもする。
これから技術が進歩したら、そういう事も無くなるのだろうか。
そうして、もっとずっと技術が進んで、TRPGが出来る全部がテレビゲームで出来るようになって。
それでも俺たちはテーブルで顔を突き合わせてダイスを転がしているのだろうかと。
そんな事をちょっと思ったりもする。
多分、それでもTRPGは続くと思うけど。
「で、アランソンが何ですか?」
「両手に構えた剣を地面に捨てて……」
「【腐れ沼】」
「それはいいから……えっと。それで言うよ『私の負けだ。降伏する。お前らの旅に助力したい』」
は? 何言ってんだこいつ。
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