第1話 聖地に行ってきまーす(妄想)前編

競馬の聖地と言えばやっぱりイギリスと思っている私。本格的に競馬を見始めた

10代後半にドバイワールドカップと言う当時世界一の賞金レースが始まりこの頃

から少しずつ海外遠征する日本の馬が増えてきた気がするのよね




当時はダートレースのみでしたが現在は芝のレースもあり一日に沢山のG1レースが

あり正にカーニバルの雰囲気です(TVでしか見たことないけど)




私個人が思っているのがドバイのレースはイギリスのロイヤルアスコットを参考に

しているのではないかと考えてしまいます




主催者が共に王族の方で複数の大レースが行われる点も類似しているのでそう勝手に思い込んでいるだけなんですが



冒頭に戻りますがイギリスの競馬は華があります。特に先程も出ましたロイヤルアスコット開催はドレスコードが必須で特にロイヤルエンクロージャーには男性は黒又は紺色トールハットにテールスーツ、女性はドレスに帽子着用が義務付けられている

そして各国の民族衣装も大丈夫なので独身の私なら振袖(痛すぎるな)いや着物で

スーツ姿又は紋付き袴の旦那様(妄想)と二人で観戦する姿を・・・・・




さてお布団に入って今日の愛する旦那様(お気に入りの服屋の店長邦彦さん)と

新婚旅行でロイヤルアスコットに行った妄想をするわよ!




6月ジューンブライド。私は長年付き合っていた私専属のコーディネーターである

洋服店の店長邦彦さんと結婚しました!

そして新婚旅行は二人の趣味が合うイギリス、ロイヤルアスコット開催がある

バークシャー州、ウィンザー城の傍にあるアスコット競馬場です



ロンドンでホテルにチェックインした後、初日は普通に新婚さんらしく観光へ

バッキンガム宮殿やロンドンブリッジなどを周り夕食はホテルで済ませたので

(イギリス名物に美味しいものがないと聞き続けていたので)

そして新婚さんらしく(本人は新婚を付ければ全て上手くいくと思っている)

初夜を迎え次の日に備える




よいよ2日目。ロイヤルアスコット開催初日です。愛する邦彦さんは全身黒で

統一したコーディネートでカフスやネクタイ、チーフ等の小物にアクセントが

入りとてもオシャレ。惚れ直すわ~♡



私はこの為に用意した白の大島紬の着物に結い上げた髪には邦彦さんがデザイン

した馬をモチーフにした簪、着物に合わせた色の扇子、ポーチをさげる




準備が完了後、手配していたレンタカーで早速アスコット競馬場へ向かうのだが

邦彦さんからレースが始まるのは確か午後からだよね。こんなに早く出てどうするの?と邦彦さんから問われたので「ロンドンの交通渋滞は日本の比ではないのよ

ましてはロイヤル開催だからそうねお盆の交通渋滞と言ったら分かりやすいかしら」




ようやく納得した邦彦さんの運転で一路アスコット競馬場へ!






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