サイン〜君と叶える10の約束〜

@macofam1kiss

第1話 最低の出会い


都内に住む社会人、裕翔

彼は今日友人と待ち合わせをし、その準備に追われていた。

「はぁ、あいつと会うの久しぶりかもな」

裕翔は呟きながらクローゼットを開け、服を選んでいた

服を着ると同時に裕翔のスマホが鳴った

手に取って見ると友人からのLINE。

「今日俺の友達の女の子も来るから期待しててな!(笑)」

と突然のことに裕翔は困惑し

「急に言うなよ!前もって教えてくれよ」

そう返信して待ち合わせ場所に向かうのであった


約束の時間10分前に場所に到着した裕翔は行き交う人を見て

「なんで俺が知らない女とも遊ばんきゃいけないんだよ」

そう呟きながらスマホをバッグから取り出そうとすると、裕翔のその手はガシッと捕まれた

「久しぶり裕翔!なんか元気なさそうだけど大丈夫か?」と少し笑いながら言う友人に対して

「お前は呑気で良いよなほんと」と心の中でそっと返事をする

「あ、そうそうLINEで送ったけどもう1人女の子も居るんだ」

そう言って友人は少し後ろを向きその子と思われる子へ手招きをした

「ど、どうも」

そう言って女の子は俺の前へとやってきた

「初めまして、亜美って言います」

髪を少し整えながら自己紹介をするその子を見て裕翔は少し呆れた顔を見せた

人に挨拶する時に髪整えてんじゃないよ

心の中でそう言うと

「あ、裕翔さんですよね?話は少し聞いてます」と愛想笑いとも取れる笑顔で彼女はそう話した

「な、裕翔!可愛いだろ?」

確かに彼の言う通り、顔は小顔で爪は綺麗にネイルをしてあり髪は茶髪でショートヘアーと裕翔の好みのタイプであった

「初めまして裕翔です」

そう自己紹介をすると

「なんかこの人面白そうな人だね」

裕翔はそう言われ心の中でどこか不機嫌な気持ちを持ちながら友人と3人で街へ向かった

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