来訪者

アリアの一人語りが終わろうとしてた時不意に1人の少年が顔を上げ一定方向を見続けた。

「んあ?キミ、どうしたの?」

「あっちから人の気配がする。」

「人?……まさか!」

アリアが拳銃を抜いて、仲間のひとりに指示を出す。

「今すぐ、誰が来ているのかを調べなさい」

「はい!」

命じられた子はサッと駆けだして行った。

「まさかもう国王軍が来たのか……?」

「いや、そんなはずは無い」

なぜならここに来る前にある程度の国王軍は倒したはずだ。

「アリア!」

「どうした!」

「国王軍じゃなかった!この子!この子!」

戻ってきた仲間が連れてきたのは、赤目の少年だった。

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